そんなわけで秋田から封筒が届いたわけで。
秋田県内水面漁業協同組合連合会
ないすいめん秋田。封筒の中身はこれとあとは
こちらに私も初耳だった漁協のリアルが載っていましたので緊急レポートしたいと思います。
はじめに
平成29年10月18日に、第60回全国内水面漁業振興大会が秋田で行われるんですって。34年ぶりに。
このA3二つ折りのないすいめん秋田をひらきますと
漁協の経営安定を目指して
興味深いテーマが。
あれ、この方は
国立研究開発法人 水産研究・教育機構 中央水産研究所内水面研究センター魚場管理グループ長の中村智幸氏
フライの雑誌への寄稿や「もっとイワナを増やしたい/フライの雑誌社刊」でもおなじみですね。
初めて聞くような興味深い話があったので引用しながらかいつまんで紹介しますね。
組合員が減っている。内水面も海面も。実は海面の方がより減っているそう。
もはや魚より組合員数の方が絶滅危惧種に近いといえそうとのこと。
組合数も減っている。
理由としては財政の悪化、組合員数の減少・高齢化とのこと
約半分の漁協が赤字経営。その赤字経営の半分は100万円以下の赤字。
最大の収入源は遊漁料で約35%。組合員からの収入は25%
鮎釣り師は近年数を減らしており、渓流釣り師の数は鮎釣り師の3倍ほどらしい。
(複数回答によるアンケートの結果による)
鮎は採算が取れにくい。
じつは鮎の放流経費を回収できていない漁協がほとんどとか。
反対に渓流釣りは回収できている漁協がほとんど。放流に大きな経費をかけなくても釣り人は来てくれるのではないかと考察。
渓流魚を増やすには、稚魚放流よりも成魚放流、成魚放流よりも発眼卵放流や親魚放流が効果的。
これはフライの雑誌でも紹介されてましたね。
さらに、禁漁前の2〜3週間は25センチ以上(あるいは20センチ以上)の魚をリリースするのを徹底すると最小経費で最大の効果を期待できるとか。
読んだ感想
10年前に比べれば、川で会う釣り人は少なくなって来ていると感じていたので、鮎釣り師よりも渓流釣り師が多いなどは意外でした。
私が結構通っていた地元の川で、7〜8年前から急に魚っ気がなくなった区間などあり、きちんと放流されていないのかなと感じていました。それがおそらく高齢化も理由なのではないかとぼんやり思っていたところだったので、腑に落ちた感ありです。そんなにやばかったんだね!?
釣り人もなにか漁協に対して働きかける、例えば産卵床を作る手伝いとか、親魚放流手伝うとか、なにかできることはないかと考える必要があるなと感じた次第。
バーっと書いたので誤字脱字、文章の変なところがあるかもしれませんがとりあえず私からは以上です。
親魚放流に関してはフライの雑誌100号に記事があります。
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