そんでその次は?ずばりフライの情報量って考えてみたんですけど、どうでしょう。
情報量ってなんだよ。
フライの情報量とは
フライの造形の複雑さのことであります。人間の実例で説明しますね。
え?そんなに少ないの⁉︎パワポに載せていい「適切な情報量」
ね。スライド1枚の情報量コントロールってことで、人が短時間で取得できる情報量にはある程度の上限があるって解釈でいいと思うんです。
あとシミュラクラ現象ってあるじゃないですか。あまり知ってる人もいないと思うこのシミュラクラ現象ですけども(俺もさっき知った)、
情報量ってのは魚から見たときの情報量の多い少ないの話です。
もちろんシンプルフライならいいのかって話ではないんですけども。
あとシミュラクラ現象ってあるじゃないですか。あまり知ってる人もいないと思うこのシミュラクラ現象ですけども(俺もさっき知った)、
っていうことで、釣りの話に移りますけど、魚にもこういうパターン認識ってあるはずですよね。とくに速い流れの中で視覚に頼った捕食活動を行う渓魚ならとくに。
情報量ってのは魚から見たときの情報量の多い少ないの話です。
もちろんシンプルフライならいいのかって話ではないんですけども。
考えるきっかけはバッタでした。バッタの腹側。特にソラックスの造形が複雑で、情報量多めだなーって。改めて見るとヤブキリの場合はアブドメンの腹側も情報量が多めですけれども。
この情報量の多さってのは魚にとってのトリガーになったりするのかな。あるいは餌か偽物かを識別する記号となっているのかな。
と考えているわけです。はい。
情報量の少ないフライ
はいこれ!
ノーハックルヘアウイングダン。サイズはこれで12番だったかな。10番も巻いたかな。
ボディはストレッチボディヤーンだったりフロスだったり。
梅雨明けあたりの山岳渓流でめちゃ有効なフライ。
最初はストーンフライとして効いているのかなとか思ってましたけど、たぶんフタスジモンカゲロウとして効いていたんじゃないでしょうか。
魚は白っぽい棒状のフォルムに反応したと考えると、このフライはこのくらいの情報量が適切だったのかなと考えています。
情報量の多いクリップルダン
シーズンオフになったらすぐ巻きがちなフライ、それがクリップルダン。今回はオオクママダラカゲロウを意識したクリップルダンを巻きました。
オオクママダラカゲロウのクリップルダンです。
フック:TMC100の12番と14番
ボディ:ターキークイルのGold(フライトーンでラスティカラーに着色)
テイル:コックデレオンとタシロニンフダブを少量
ウイングのハックル:シルバーバジャー
インジケーター:エルクヘア(あれ、ディアヘアだったかも…)
レッツ・エンジョイ・タイイング〜
オフシーズンのタイイング はオオクママダラカゲロウのフライから始めることが多いかも。巻きやすいサイズってこともありますね。
さらにクリップルはマテリアルもやや多めってとこで、このめんどくささに慣れておけばこれ以降のタイイング が捗るかなと。
テールはコックデレオンとタシロニンフダブをちょっぴり。
これね。
やる気にさせるコック・デ・レオン。
クイルは水につけておくと切れにくいんですよ…
インジケーターのエルクヘアつけてからの
ハックルファイバーの根元が黒いシルバーバジャー。フライの情報量マシマシ。
ボディのターキークイルをフライトーンで着色したら
はい!もうできた!オオクマクリップル!ちょっとハックルが長めだったかな。
改めてフライの情報量について
なんとなくなんですが、水生昆虫アルバムでいうところのBFコードの「本ベタ」〜「ヤグラ」あたりは情報量少な目が良いのかなと思っています。魚は水面というフィルターを通してフライの見ている関係もありますので。
対して「ツルシ」「マルタ」あたりは情報量をリアルに沿わせるのが有効なのではないかと。
直接フライのボディを魚が見るわけですからね。
とくに体節の表現とかね。体節は大切。←ヒゲじいかよ!
ってことで、BFコード、つまりは水面との干渉度合いによってフライの情報量をコントロールするってことを意識している昨今です。
なんかあったら後で追記します。
※早速追記です
そういえばソラックスにハックルをパラリと巻いた16番の黄色いヘアウイングダン。これはクイルボディで巻きますね、わたし。でもこれは裏表逆だから。フリューのない方だから。なんならストレッチボディでもいいんだ。アブドメンの情報量とかじゃなくて、スリムに仕上げることが大事なんだ。
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