竿作りに手を出すことになるとは数ヶ月前までも想像だにしなかった。のであるが
動機
4月頃だったかな、7月25日に吉ヶ平フィッシングパークにて渋谷直人氏のフィッシングスクールが行われるって発表されたのをめざとく見つけ発表日に即効申し込み、加えてインファンテnsfを購入した。
おれもロングティペットな釣りをマスターするのだ。
岩井さんたち
もっと魚を釣りたい!って思った時に、思ったのはロングティペットリーダーな人たちだ。新潟には岩井さん系システムの使い手が結構いるのだ。ほーん、やはりロングなティペットは釣れるんか。ほほー。
E原さんと渋谷さん
おととし行われた下田のフライフィッシングExpoのスクールにて、EverRodのE原さんは渋谷さんのスクールに参加、その後もガイドをお願いするなどロングなティペットに親しんできていた(私はそのとき東さんのスクールに参加していた)。去年のどうイベントの渋谷さんのスクールは秒で埋まってしまって予約できなかった。
E原さんから渋谷さんの釣りの話を聞くと、実践的なシステムなのかなーと思っていて、次の機会を狙っていたところに今年のイベントだったのだった。
今年の釣り
わけもわからずインファンテ渋谷モデルを購入してみたが、よくわからない。使いやすくはないしトラブルも多いし、ポイントにスパッとフライが入らない。釣り初めて2年目か3年目水準まで後退してしまった感あり。やっぱりちゃんと教わんないとダメだなあ。よく辛抱したな俺。
スクールで習ったこと
だいたいこの記事に書いたが
【釣り】渋谷さんのロングティぺットスクール下田郷行ってきた
まとめるとこんな感じかな
LDLリーダーを使う。
LDLリーダーというのは長い時間ドリフトできるが、扱いづらい。
テーパー部が短くてティペット部とバット部が同じ比率なのがLDL。ターンオーバーしにくいものになってる。
これは1秒でも長くナチュラルドリフトさせるためのテーパーなのだ。
- 13フィートの先端と後端を1フィートづつカットして11フィートにしてそこに6フィートくらいのティペットをつける。ってところから始めると良い。
- 肘は体につけつつ手首を柔らかくしてキャスティングする。リストを広く使って竿を振る
- 高番手のシングルロッドのギュンギュンにダブルホールするキャストとは異なるものとして捉えるべき。
- ホールはしない。ホールするとキャスティングのアッパーレグが凹んでしまってすぐにウィンドノットができてしまう
なるほどね。やっぱりね。
タックルについては渋谷氏の書いた書籍に記述がある。
バットから曲がるスローアクションがよい
なるほどね。
キャスティングってのはロッドを曲げてその反発力でラインを飛ばす理屈だが、ホールなしでロッドを曲げるにはスローアクションってわけか。なるほどそいつは理屈だぜ。
ちなみに、聞いた話だがインファンテnsfの8フィート1インチの方は良いのだが7フォート7インチはラインの重さの乗りが今ひとつなんだとか。それ分かる。
ってことはどんなタックルが良いのかっていうと
岩井さん系のタックルのアイズスリーとか、あるいは里見さん監修のシマノ Gルーミスのアスキスとかか。まわりに使ってる人いないのでよくわからない。その辺のクラスになるとヒョイっと買えるものでもないもんなあ。
が、それならそういうバンブーロッド作ってしまうのはどうだと考えたわけだ。
なるほどね。頭いい!
あらら、肘が体から離れていますよ。もっと手首を柔らかくしないと。
そういや最近の釣り、最初はトラブルもなく投げられるんだけど、疲れてくるとすぐにリーダーとティペットのつなぎ目に物凄くモジャモジャと糸が絡んでしまう。
多分だけど疲れてくると無意識にホール入れているっぽい。飛ばそう飛ばそうという意識が強くなっているんだろうな。そんな時こそ肘を体につけてリストを柔らかくしなければならなかったのだ。
バンブーロッド作るっていったって
そんな簡単なもんじゃないだろう。
道具、場所、テーパー、ガイドやグリップの取り付け知らんことばっかりだ。
いやいや大丈夫。
ロッドアクションは先日E原さんが組んだ3ピースの7フィート7インチ3番がある。このテーパーを流用しよう。道具と工場についてはEverRodの工房でレンタル。
だいぶハードルが下がった。ヤッタネ!
E原さんが貸してくれたギャリソンのBuilding a Bamboo fly Rod。中身は全部英語だ。ふええ、難しいよう…。
個人的には情報量を倍にして価格が倍でも買うのにな、と思った。
Amazonの中古で買ったが、6千円弱。結構高騰していた。
amazonギフト券がちょっとあってよかったが、地球丸の「ハンドクラフト教書(新装版)」もかなり高かった。ランディングネットもいずれ作るかもともうとそっちも入手したいが、まずはロッドだ。
10月は色々あるので、ひとまずトンキンケーンを手に入れる所までにして、実際の制作は11月からかなあ。あんまり手先が器用でもないから不安しかないが、1本目は70点くらいを目指しているので、なんとかなるだろう。
それにしてもだ
もともとインポートブランドの好きなシティボーイだったのが、パタゴニア好きってとこからフライフィッシングを始めたのが26歳の時。そろそろ釣り人生のほうが長くなりそうなこのごろ。
スコットだセージだウィンストンだ、Gルーミスだレナードだウジニッキだてな感じでも十分フライフィッシングは楽しめるのにどうしてロッドビルディングなんていうめんどくさそうな分野に足を踏み込むことになったのか。なぜだろう。それでいい。これもまた釣り人生であるよな。マジで。
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