この時期、クモの巣みると
ついているよねヒラタカゲロウ類のダン。
ただ見たところ…いまいまはハッチしている様子はない。
虫も飛んでいるの見えない。
ってことは朝方ハッチしたのだろう、まだ動いている。
こういう時ヒラタぽいフライダンパターンで釣り上がると、魚もそれに応えてくれる。
割とそれ系のフライが効いたりする。
割と効くんだってばよ!
3年くらい前からクモの巣にヒラタのダンがついてたら迷わず結ぶよ、ヒラタのダンフライを。
こういう情報をね、私はもっと早く知りたかったし、こういう釣り人の暗黙知みたいのはどんどん広めていきたいと思って記事書いている。釣り雑誌の発刊が減ってしまった今となってはさらに、だ。
ええと、ほら例えばオドリバエのライズってわっと盛り上がって程なくして冷めていくじゃないですか。
ライズ止んでもオドリバエはまだ水面を行き来しているが魚は気にする様子もない。
あれって何か水生昆虫がわっとハッチしてそれにオドリバエが襲いかかって捕まえたとっ頃でライズに繋がっているんじゃないかなあ。
2匹分1片に食えれば魚も効率良いもんねえ。そういう行動じゃないだろうか。
それはそれとしてもヒラタのダンパターンは、(いまいまで)ハッチもないのに効き目が長く持続するようにみえるのはなんでなんだろう。って話で。
こういうの。これはヘアウイングダンの16番だったかな。
これはヒラタじゃないかも知れないが。
そうそうこういうの。
知らぬまにワっとハッチしてたりするのかな。
ヒラタっぽい、淡黄色系の虫って言えば
ガガンボもそうだ。
これは7月初旬の東北。
こんな川
これはこないだのヒラタ。
たしかに淡黄色は初夏から梅雨にかけて多く流下しているのだろう。
魚は「これはヒラタだ」「こっちはガガンボだ」って識別して食ってるわけじゃないからね。なんとなくそんなのを食ってるわけだけど
低いコストでリスク低くってところのバランスで捕食しているわけで
つまり楽して安全に効率よく虫食ってるだけなわけでして。
べつに淡黄色の虫が好きってわけではなくって
よく流下してよく捕食しているから、わりと審美眼みたいのが緩んでいるのだと想像する。
それを憲司郎さんは欲目と言った
ええと、フライの雑誌のシマザキワールドだったか失念してしまったけれど
フライフィッシングっていうのは魚の「欲目」に乗っかった釣法だっていうようなことを島崎憲司郎さんはどこかでおっしゃってたと思うんですよ。確か。
この時期、マス類にとっては楽して腹一杯食える淡黄色の虫。
そりゃガガンボフライが効くよって話だ。
ガガンボフライがヒラタの流下にも効くってのはフライの雑誌のガガンボ特集にもあったもんね。
いつものムアヘンパラシュートのボディはタシロニンフダブみたいな親水性ダビング材使うんだけど、これはストレッチボディで。
もちろんガガンボイエロー、体節はフライトーンで着色したスレッドで。
こっちはピンクのインジケーターをマシュマロファイバーのシナモンにしたもの。
欲目、つまりこの時期で言うと
(わっと出てまとまって流下するような)淡黄色の虫が流れてきたらいつでも食うよって状態のマス類が多いので
他のフライ流しても無視するのに、それ系が流れてくるとそこの方からグワって水面に躍り出るってことなんじゃないのかなあ。
この辺の出方は秋のバッタ類、あるいはスパイダーフライに似てる気がする。
やはりこれもその時期の魚の「欲目」にフィットしているからに違いない。
それで、淡黄色のフライの効き目が持続するってよりは、魚の「欲目」が持続しているということなんだろう。うん、きっとそうだ。
まあ当たり前すぎる結論だけども。
ガガンボBだ。CDCつけすぎたかな。
ウイングはV字だ。
これは1本目のフライのムアヘンをCDCに変えたもの。
さらにこっちはマシュマロファイバーシナモンインジケーター
写真ないけど、ムアヘン使ったガガンボウェットも2本巻いた。
ついでに巻いたライトケイヒルの14番。
いつの間にか枯渇してたXカディスの12番と14番も。
さあ、明日の川はどんなかな。もうちょっと雨降って欲しかったんだけど。
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