今年印象的だった釣りを思い出すなかでマイマイガの流下ってのがあったなあと。これは巻いておかないとだ。
初夏に行ってた川付近が、ちょうどマイマイガの発生時と重なっていた。マイマイガは10年おきに大発生し、それは2~3年つづくというから、それに当たったんだね。去年がどうだかわからないのだが、来年も大発生が期待できるというわけだ。
初夏の様子
今年の6月の某山岳渓流では6月の頭あたりからオオマダラがまとまってハッチしていて、その終盤に当たったのがこの釣りだった。6/10だったかな
翌週はどうかなと思ったら、先行者がいて時間を開けてつつその下流部に入った。オオマダラのハッチは収束したようだったが、その代わりにマイマイガの大量流下に当たったのだった。6/18だったかな
ブナ虫の大量流下に当たったことはないが、ブナ虫フライがそこそこ効いた経験はある。ブナ虫フライは「完全に浮く」「半沈」「完全に沈める」というバリエーションで対応するものだと理解している。
じゃあマイマイガはどうかっていうと「完全に浮く」フライで代用できそうだ。
実際のところ、ぽっかり浮いて大量流下しているように見えた。それから大小様々な大きさの幼虫が流れてて、目についた感じはぜんぶマイマイガっぽかった。大発生に当たったのか。
今年のマイマイガのハッチではBFチャートの「ヤグラ」、ぶっちゃけいうと大きめのエルクヘアカディスをぽっかり浮かせて対応できた。対応できたんだけど、今振り返るとイワナの反応は「これでもいっか」って感じの食い方だったと記憶している。
フライをマイマイガの幼虫に寄せればもっとがっついて食ってきそうな気がする。
ということでマイマイガ幼虫のタイイングである。そこそこアピールする大きさで、大きすぎないくらいがちょうどいいだろうか。インジケーター不要でエクステンドボディにしようかな。
マイマイガは、ドクガ科に分類されるガの一種で、日本を始め、アジア、北アフリカ、ヨーロッパ、北アメリカ東部に広く分布している。約 10 年周期で大発生を繰り返すが、その際、幼虫はすさまじい個体数と旺盛な食欲で、樹木、草木等さまざまな植物の葉を食べ尽くすので、森林害虫としても有名。大発生するメカニズムはよくわかっていないが、2~3年継続する傾向がある。ウイルス病、真菌、寄生性昆虫等により、終息すると言われている。
幼虫には1齢幼虫にのみ毒針毛があり触れると皮膚炎を引き起こす。卵、2齢以降の幼虫、繭、成虫には毒針毛はない。体には剛毛がたくさんついていて、刺されると少し痛いが、1齢幼虫でない限り、毒はない。
雌の出すフェロモンに誘引された雄が雌を探してヒラヒラと上下飛行をすることから、“舞々蛾”と呼ばれる(ジプシーダンスを踊っているようなので、英名ではジプシーモスと呼ばれる)
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