【釣り】そして完成したオドリバエフライ2020【タイイング 】

2020/04/18

フライタイイング フライフィッシング 情報

t f B! P L
ここんとこずっとオドリバエフライについて考えていました。
なぜ妻のオドリバエフライは食われていて、俺のエクステンドボディオドリバエフライは反応すら得られなかったのか。


その謎を解明していきたいと思います。


オドリバエの姿かたち


オドリバエで画像検索しますと、まあだいたいこんな感じですよね。

止まっているところを見るとこんな感じ。
長い肢は捕獲した昆虫を捉えるためにあるんでしょうね。檻みたいに。

オドリバエは、オスがメスに捕獲した昆虫を貢物として差し出すようなユニークかつ複雑な交尾行動が特徴です。そのうちNHKの「ダーウィンが来た」とかで取り上げられるんじゃあないかな。


オドリバエのライズが起きるポイント


経験上、だらだら食われてるような時と、ワッと魚たちが活性化して嵐のように収まってしまう時がありますね。

わっと活性が高まるときのポイント(ラン)は、膝より深くて、腿から腰くらいの深さのところが多い印象。

落ち込みから次の瀬まで10メートル前後ってところかな。

流れとしては速くない流れからゆったりした流れがおおいっす。

わっと活性化するタイプのオドリバエライズの特徴

オドリバエへのライズ。魚の魚体が水面状にあらわになるものを伴うことが多い。
スポーンって。

それもカディスピューパへのライズと比べると直角に近い。

そういうライズ の場合、プールには複数の魚がついており、でかい魚がいいポジションにいて、こいつからライズ する。そのあとに小さいのがその前後あるいは流心脇でライズする。
そしてでかいのがライズをやめると、ライズは下火となっていくことが多い、ですよね。

こないだの川でいうとですね

ライズが終わった後もオドリバエが飛んでいるのを見かけました。なんでだ。
オドリバエはしばらく水面上を往復繰り返してたし、14番くらいのカワゲラも水面をパタパタしていたのに、それでもライズは止んだままだった。


わりと深めのポイント。
でかいのは流心にいた。

過去のオドリバエ画像から

以前にも数回掲載してたオドリバエ画像。

腹の白バンドは白っていうか透明って感じか。
この白バンドはない種類も結構います。だって

オドリバエは
日本既知種数約200
推定日本未知種数約800種~
なんですって。




妻のアダムスが気に引っかかったと思ったらそこにオドリバエも刺さってて(上)、枝の下にもオドリバエ。つがいだったのかな。ごめん。


妻はオドリバエフライを外すことが滅多になく、打率高いです。
そのフライはこれ。亡くなったパーマーク社長からの直伝のフライ。
お腹の白バンドはフラッシャーブーミラージュ。

なんでも、当時フラッシャーブーミラージュが新発売になったところで、その新発売のマテリアルを使いたくて巻いたフライらしいっすよ。

結構自信のあったオーストリッチで作ったマシュマロエクステンション付きのオドリバエフライ。魚の反応薄過ぎ!なんでや!

色々なオドリバエフライ

備前さんのダスティバグ。個人的に、だらだら続く系のオドリバエライズに向く(感じがします)。

レネゲイド。なんでこんな形になっちまったのか。

ソラックスにヘンハックル巻いたオドリバエフライ。

これもそう。

アイカザイム的なアプローチのオドリバエフライ。


魚のオドリバエへのアプローチ

オドリバエのライズ時、結構水面のフライに興味津々でアタックがありますが、ギリギリで見切ってくるパターンも多いです。

垂直のライズフォームからすると、フィッシュウィンドウ内からのアタックに見えますけど、おそらくこうだ。

フィッシュウィンドウ外で虫を認識(キラメキが訴求ポイント)、オドリバエは上流から下流へと水面ギリギリを飛んでくることから、あわてて急上昇する魚。フィッシュウィンドウ内での判断(フライの造形)で、フライに食い付くか食いつかないかを決定しているのでしょう。

実際、半沈のクリップルダンとかバックファイヤー系とかにも反応あるんですけどギリギリで見切られてるような反応あるもんね。

急激に盛り上がったライズのわけ

オドリバエが仕切りに飛んでいるのにライズがない状況はいくらでも見てきました。しかしオドリバエへのライズは確実に存在してます。一時だけ魚が盛り上がると言うのは、おそらくこうじゃないかな。

何かしら小型の水生昆虫が水面羽化があって、それにオドリバエが襲いかかった。ここへのライズ。そんで小型の水生昆虫のハッチが終わってしまい。ライズが下火になった。ってシナリオはどう?


虫を捕獲したオドリバエに対するライズ

を考えるとどうなんだ。

重いのを掴んだまま飛翔するオドリバエ。
すっごく翅をバタバタしてるはず。

水面ギリギリで捕獲したオドリバエ。水面(サーフェイスフィルム)を突き破らないでいるが、こんな感じか?

うむ。ってことは

ノーマルオドリバエは右。左は重くて不安定なシルエット。

俺のオドリバエはかなり軽量なフライだった。リアルな造形だけどアピール力が弱かった!?
魚もですね、他の虫を捕獲したオドリバエはごちそうなんでしょう。虫2匹分だもの。
つまり水面の凹みがつくるキラメキが魚にとっての捕食のトリガーなのではないだろうか!?

  • フックサイズ18番くらいの大きさで
  • 重み
  • 翅をバタバタ
  • 水面上で不安定な感じ
  • キラメキ増

これがオドリバエフライの表現のポイントに違いない。
しかもフィッシュウィンドウの外で虫を認識し、上流から下流へと向かってくるところで捕食態勢に入るので、どうしても急上昇して直角に近いライズフォームになるのではないか!?多分そうだ。

俺、もうわかっちまった。
こいつは理屈だぜ!

じゃあ巻いていきましょう


レッツ・エンジョイ・タイイング〜♪
重みが欲しければヘビーなフックで巻けばいいじゃない!
TMC3769の16番。2Xヘビー。

アブドメンはダビング。白帯はフラッシャーブーミラージュ。

はい!もうできた!オドリバエヘビー!
バタバタした翅はちょい長めのCDC、そして不安定なシルエットを表現するためのワンランク大きめのハックル。

しかし、これは重過ぎて、すぐサーフェイスフィルムを突き破ったりして使いにくいかもしれねえな。
そして見た目の斬新さはゼロ。

次。

レネゲイドをオドリバエフライとして使う人もいるみたい。レネゲイドは不安定なシルエットなのかもしれない。
じゃあこんなのどうだ。

TMC100SPBLの18番。
0から1Xヘビー。
もしかして、ハックル二つ付けるんですかぁ〜!

はい!もうできた!
頑張って羽ばたくCDCウイングはやや立て気味で。
そしてソラックスのハックルはやっぱり長め。
ケツにも短めのハックルを。


腹の一部が煌めいて2020。

レネゲイドとオドリバエフライのフュージョン(融合)。

つまり、命名するなら…
レネリバエ

あるいは
オドゲイド

もしくは
裏切りダンサー

とかいう感じでどうでしょう。

悪くねーんじゃねーのー!?

早く遭遇したいよオドリバエライズに!

今日も勢いで書いた記事なので、誤字脱字は後で修正しますが、ひとまず。

(構想2週間、執筆30分)


フライ回収棒研究所

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