【釣り】渋谷さんのロングティぺットスクール下田郷行ってきた

2022/07/26

フライフィッシング

t f B! P L
三条市主催の「下田郷フライフィッシングスクール」の「渓流ロングティペットスクール」に参加してきた。

 去年までは出店ありスクールありのイベントだったが、今年はスクールのみ。
去年も渋谷直人氏のスクールに参加したかったが秒で定員に達してしまい参加することが叶わなかった。

ちなみに私は1997年からフライフィッシングをしているが、ほぼ独学。あ、メルクリーガーのVHSでキャスティングを習った。
下田郷フライフィッシングイベントでは初年度に嶋崎了さん、2年目で東さん、3年目は岡田さんのスクールに参加していた。もっと上手くなりたいよう。

私と渋谷さん

ロングティペットの釣り、なんか難しそうだなと思ってそれほど興味を持っていなかった私だったが、もっとステップアップしたいなという気持ちはあった。
EverRodのE原さんが数年前北海道の定宿に行った際、そのペンションのオーナーさんがロングティペット派になっておったそうな。

興味を持ったE原さんが一昨年のイベントで渋谷さんのキャスティングスクールにでて、翌年は実際にガイドしてもらったりしてて「渋谷さんすごい」っていうのでこれは是非とも学ばなければと思っていた。

今年のイベントがフライフィッシャーオンラインで発表されるや否や申し込んだ。
フライ回収棒の売上もあったので速攻ロッド(インファンテnsf)も買って今シーズン使ってみていた!ただいまいち投げ方もシステムもわかってないでやってて、トラブルは多いしめげそうにもなったがそれでも開けた川なんかではロングティぺットの利点もわかるかもって感じはしていた。

渋谷さんとアンチ

このシステムに挫折した人も結構いるみたい。またティムコの商品開発にも関わっている上に書籍などは全部つり人社ってことで企業色(っていうか商業色)を感じてもやっとしている人もいるかもしれない。実際LDLリーダーを使うシステムってことでもあるし(これをノッテッドリーダー作るコスト考えれば)。

しかしそのへんもロングドリフトするためにどうするかって考えた結果と考えると個人的にはその辺はあまり気にならないところだった。

俺の考えたロングティペットの釣り

結論から言うとだいぶ間違ってた。
バックキャストはふんわりしててフォワードキャストでびゅんって投げるといちおう船形ループはできるのでそれが正しいと思ってたけど、そうじゃねんだわ。バックキャストもフォワードキャストも力配分は同じくらい。どっちも手首をぐにゃぐにゃに柔らかくして投げるのが正しいっぽい。

このシステムだからつれたってのもあったしその逆もあった。総じていつもよりも3割くらいつれていない気がするが、キャスティングを習得すれば必ず道は開けるだろうという強い意志は持っている。ようし、がんばるぞ。

イベントの模様

梅雨末期豪雨のような大雨。そして川ははげしく増水どろにごり。
午後からもしかしたら小雨になるかも。そしたら芝生でキャス練できるかもって感じで
座学からのスタート。
この辺聞くのに一生懸命で写真撮ってなかったけども。
簡単にかいつまんで説明していこう。

とは言ってもこの辺りの話はフライフィッシャー誌の2021earlysummer No.299に載ってる内容とかなり重なっている。
まずはシステムの説明から。
正直言いますとシステムのことようやく理解できた。
岩井渓一郎さんのロングリーダーティペットとの違いよくわかんなかったけど全然別物だった。
渋谷さんのはこうだ。ティムコから出てるLDLリーダー、先の方の半分くらいがティペット部。そこにひとひろとかのティペットつけるからすごく長いティペットになる。これが長いドリフトを産むのだ。15フィートとかは常人には扱いにくいから13フィートがおすすめと。さらにそれでも可使いづらかったらリーダーの先端と後端をそれぞれ1フィートずつカットして11フィートにする。そこにひとひろくらい(6フィートくらいか)のフロロティペットをつけて全長17フィートくらいからスタートするといいよと。

そうだったのか。これまで13フィートで頑張ってきたのでなんかわかるけど11フィートだったら使いづらさが大幅に減る感ありありだ。

システムの次は実際の現場での所作


フライラインとリーダーの接続はクリッパーの後ろのとんがったところを使い、フライラインの先端から2ミリくらいのところに穴を開けてリーダー突っ込んで玉結び。瞬間接着剤(セメダインの3000? イエローボトル)を1滴。

私はフライラインとリーダーの接続をループトゥループしてたのだがこれは芝生の上のキャスティング練習の時に見つかって、やっぱり厳しく指導された。せめてネイルノットですよね。やっぱり。

ベストの中身

全く写真撮ってなかったが、渋谷さんのベストの中身、収納術を学ぶの巻。
ベストに荷物をどのように収納しているか。覚えている限り出していこう。

渋谷さんは今フライボックスを持っていないのだった。ぜんぶラウンドフライパック。これを6つくらい持ってて、小さいポケットなどに収納していた。横長の大型ポケットにはペットボトル飲料が入ってた(左右のポケットに1本ずつ)。これで重さのバランスを取る。飲むときは左右交互に飲む。距離歩くときはもう1本背中にペットボトル入れる。

フロータントはドライシェイクスプレーと液体フロータント、ジェル状のフロータントの3種類だったかな。ハケ付きドライシェイクは持っていなかったようだ。

リーダーやティペットもポケット収納。ティペットはベストの裏っ側。ベスト表面に出てるのはティムコから発売されている「ラインドレッシングパッド」くらいだった。これにラインドレッシングを塗布してあってまめにリーダーを免停しているのだそうだ。

ちなみにメンテフリーと謳っているフライライン(例えばウェーブレングスとか)にラインドレッシング液つけると逆に劣化を早めてしまうのでやらないようにとのことだった。
「え!めちゃめちゃメンテしてた!なんなら昨日も張り切って塗り込んでた!」

今カメラは持っていかないそうだ。全部スマホ(Androidの新しいぽいやつっぽい)。これで画質も十分な上水中写真も撮れるとのこと。へー!そういや渋谷さんのブログの写真もいつからか彩度が上がってるなと思ったらその辺でカメラが変わってたんだな。ボケがないくらいで光量十分なら綺麗な写真撮れるもんね。今のスマホ。そうか。それでいいのか。
カメラを肩こりなしに持ち歩きたいからこないだpatagoniaのスリング買ったのだけど、カメラなしだったらベストに戻すことも考えてもいいかも。


後ろのポケットから出てきたのはフライ回収棒。
フライ回収棒(量産型)!
フライ回収棒がE原さんから渋谷さんの元に渡ったのは知っていたがどれくらい使っているかまでは知らなかった。週2回くらい出番があるよと言うことだった(主にガイドしてる時か?)
ちなみに渋谷さんはこの棒を作ったのがE原さんだと思っていたそうだ。短い方(SE)はいつの間にか落としてなくしたそうだ。
この棒のことは「ひっかけ棒」と呼んでいたそうだ。まあたしかに、フライが引っかかった枝を棒の先のフックで引っ掛けるので正しい呼称だなあ。一応「フライ回収棒ですよ」と訂正しておいたが。俺もこの棒のことをいつもただ「棒」って呼ぶし。ひっかけ棒でも検索に引っかかるようにショップの商品説明のところ追記しておくか。

まさかネットで販売してるとは知らなかったそうで、これからはガイドした時に聞かれたらちゃんと教えておくとのことでした。よろしくお願いいたします。


タイイング(今の季節使うものを中心に)

まだ強い雨が降り続いているので次はタイイング教室。
ロングティペットなので投射性と回転しにくさが重要である。そして壊れないように巻くことも大事だ。

ピーコックパラシュート

CDCカディス


クイルボディパラシュート(だったかな)

ベネッキのいい感じでスポットぽいのが入っているCDC。今売っていないタイプ。

フライングCDCアント

ぶらさがりフライングアント


スパイダー

べんじょアブ


ひるめし

芝生でのキャスティングレッスン

雨が弱まったのでさっそく外に出てキャスティングレッスンだ。
毎回言われるんだけど「なんか力入ってません?」
抜いてるつもりなんだけど。
フォワードキャストだけビュンってすればいいと思ったらバックキャストとフォワードキャストは同じ力の入れようと言うことで、目から鱗だった。妻に聞いたら手首グニャングニャンにしてキャストしたら「いいですね」って言われたって。そうなんだ。ほほう。
渋谷さんの巻いたフライはジャンケンで勝ち取るシステムになっていた。またもやべんじょアブゲットできず!ありんことスパイダーが手元に来た。

みんないい笑顔!
この笑顔が今回のイベントがどうだったのかを物語る。

サインもいただいた。

あとおもいだしたら追記します。ひとまず。



フライ回収棒研究所

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