今年も恒例のC&F佐々木さんのタイイングセッションが越後長岡パーマークさんで行われた。
けっこう写真撮影していたのだが、転送にしくじりいくつか画像を失ってしまった。
しかし割としっかりめにメモっていたので公開する。
パーマーク外観も撮影してたのだが、データロストにつき去年の写真を貼り付けた。

最初に巻いたものはヒグマの毛で巻いたウルフパターンだった(手前右)。
中空でないヒグマヘアは巻き止めにくい。
TMC201Rの8番?
エルクヘアが入荷しなくなった。今あるマテリアルはこれからも入手可能であるかどうかは不透明である。欲しいものは亡くならないうちに買っておいたほうがいい。
(ちなみにエルクヘアの流通ストップの原因は、ワシントン条約的なアレでエルクの狩猟に制限がかかっているからなのかな…?)
ちなみにこのタイイングセッションだが、佐々木さんは事前に何巻こうかというのを全く決めていないのが恒例となっていて、今年もそうだった。ただ絶対これは披露しなくてはならないと決めているテクニックもあるようで…。それではどうぞ。
フォームビートル
「初心者にはエルクヘアカディスやパラシュートよりこっちを巻く方がいいのかもしれない。
難易度的に。
102Y。今回は15番(新潟だともっとでかいのかな?)
フォームはオープンセルのを使う
クローズドセルのフォームは使わない
三角にカットしてそこを巻き留める
ピーコックのフリューは立てて巻く
レッグはムースボディがいい
カットした方を巻き留める
脚はゲイプ幅でカット
脚4本
フォーム被せて
ほぐしたハイビスつける
スレッドは細すぎない方がいい
ポストの根元を巻き上げて
ボディの半分くらいの長さのフォームのヘッド
フィニッシュ
ヘッドの角をライターの青いところで炙って
硬めのゲル状フロータント
リーダーグリースとかがいい」
仲さん「グリフィスナットをジェルフロータントまみれにするとよく出る」
ワイヤードアント
「102Yの17番 コパーワイヤーのファインでぐるぐるとボディを作っていく。
フランクソーヤーのフェザントテイルもこれ
(巻き付けると滑ってタイイングしにくいのだが)ワイヤーをアイに入れて留めると止まる(シマザキさんのテク)
アブドメン(腹部)とソラックス(胸部)の膨らみは全部コパーワイヤーによるもの。
巻き終わったら今度はダビングだが、
スレッド付け直して
アブドメンにダビングして
ダビング材はちぎる。
ラビットファー的なダビング
くびれにハックル。ヘンハックルでもいいかも
ハックル1回転とか そこにスレッド入れて補強
ソラックスにもダビング
チラッとコパーワイヤーが見えるくらいがいいんだとか」
机に落としてみる。スッと落ちてコツン。
「この重さが狙い。
着水音が魚に効く(と島崎憲司郎さんが言っていた)。
ドライフライにドロッパーみたいにつけてもいい」
パラシュート(クリンクハマー)
スレッドアイのところ少し開けて 真ん中あたりにポスト立てて
ハックル 水平につけてからポストに沿わせる
アブドメンはレッドフォックスのアンダーファーをダビングする
ソラックスに、ピーコックアイ3本、先端カットして先の方から巻き留める
スレッドによりつけて
212Yのフェザントテイル
「今回は15番 ビーズつけて
0.15レッドワイヤ 段差からスレッド下巻き
フェザントテイルのテイルつける5〜6本 コパーワイヤーつけたら
ボディ用のフェザントテイルつけて
順巻 コパーワイヤーは逆巻き
最後はスレッドに2-3回巻きつけて
ワイヤーカットすると弛まない
ソラックスにピーコックアイ3-4本
ウィングケースつけてフィニッシュ
春先ドライフライのドロッパーとかで
あさがかりでもよく釣れる
TMC2488はいいフック」
フェザントテイルのフローティングニンフ
「壊れやすいのを改善したもの
TMC2488の14番
センパーフライナノシルク18/0
ナノシルクの巻初めはタイメイト使うと滑りにくくなる!なった!
ポスト立てる テール ボディ ハックル
ソラックスはピーコックでもいいけど
フェザントテイルをスレッドに絡めて巻いていく
以下がこのフライタイイングのキモ!
ハックル留める際にスレッドにレジン レイドザップSuper Thinを塗る(長めに
それをボディに乱まきしてブラックライト照射で固める
硬化後を見ると、固まったナノシルクが全く見えない。そういう補強方法。」
(ここで店内在庫のSuper Thin3本が瞬時に売り切れ)
スプリットピーコックで巻くソフトハックル
メモっていなかったが、このスプリットピーコックの補強、さっきの方法でもいいんだけど、この場合はピーコック1回転したらスレッド1回転で追っかけていく方法だった。
なんの虫ってわけでもないが、誰がみても虫っぽい。
作った後にCDCを追加してドライフライ化したのが下記。
3769の14番 最後ドライフライにするときに CDC2枚出して、揃えすぎてるとなんかアレ(毛先がぴっちり揃えすぎてると、多分生命感とかそういうのがスポイルされてしまうんだと思う)なので、ずらして重ねて取り付けるなどするとよい。
(CDCをつけて、カットするときはエルクエアカディスのようにヘッドっぽく残しておいたほうが虫っぽいということも言ってらした)
モールのウイングのハネオチ
100の20番 オリーブ色 シャンクの半分まで下巻きして
モグラはムシらずに切る
沈めて使うからテールは少なめの長くなくてもいいシャンク長
バイオットとかスプリップトピーコックとかでアブドメン
タイメイト使ったCDCツーフェザーフライ
とても
ツーフェザーフライのためにあるのかタイメイトは!ってくらい。
212TRの17番 カーブしたハサミはいい
おまけ イマージェント・スパークル・ピューパ(のオーバーボディ)
「ふわっと被せるオーバーボディ。あの膨らみが難しい。そして天地左右均等に被せたい。
それを簡単に実現する方法を思いついたので今回披露します。
まず、テールをつける
ソラックス部分にスパークルヤーンを取り付けたら
まさしくスペントウィングのように左右に振り分ける。水平に。
そのままテールの付け根まで巻き止める。
ぐいっと持ってきて巻き止めるが
理想的なふっくらオーバーボディが
おまけ ミッシングリンク
「最近は使っていないけど、巻くのにはショートシャンクワイドゲイプの112Yがちょうどいい。」
おまけ 年始のイベント「Fly fishing forum」について
「TMC201Rはよく刺さり、よく釣れるフックだ。
殺気を感じる。
4番から22番まで広いサイズをカバーしているフックだが、同じ縮尺のスケールダウンでの展開ではない
大きさごとに微妙に形を変えているフックなのだ」
「正月すぐのイベントFly fishing forumは定員30名のマニアックな集まり。
前回(2025年1月12日開催)、司会から会場の皆さんに
「TMC201Rフックで何番が好きですか~?」 ←この質問からしてマニアックすぎる
というくだりがあり
「わたしは14番~!」って言った人がいて、まわりの方たちが
「え~っ!?」と言ってた。 ←この反応もさらにマニアック
なんというやり取り!恐ろしいマニアの集まりだった(笑)」
おっそろしいイベントですね!(驚)
おまけ 佐々木さんのRAIDZAPおすすめ
全部買うと結構な金額になるので、絞って買うとしたら色付きなやつは除外するとして、
1本だけというのならThin、もうちょっと投資して3本と言うならThin、Super Thin、ええと、あともう一個はThikかMediumかFlexだったと思うので、こちら後で確認したら追記します。→確認しましたThickでした!
Thin、Super Thin、Thick でお願いします!
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