【釣り】2年使ったフライ回収棒の長期レビュー【小ネタ】

2023/11/17

フライフィッシング

t f B! P L

 フライ回収棒作って売ってもうすぐ2年。ユーザーとしても2シーズン使ってました。

実はフライ回収棒シリーズを製造・販売するずっと前から、とあるメーカーの試作品(製品化はボツって、しばらくのち私達の手元に転がり込み、フライ回収棒オリジンと命名された)を使ってたんです。それを紛失してから鮎リターン(先端がフック形状のもの)を2年くらい使っていたので、フライ回収棒ユーザー歴はおそらく10年ほどとなります。もう筋金入りのフライ回収棒ユーザーです。

そんな私が現在愛用しているのは「フライ回収棒(1300円のいちばんスタンダードなモデル)」です。


フライ回収棒研究所ネットショップ


かつて、これが「フライ回収棒(量産型)」という名前だったのはオリジンを受けての命名だったんです。

フライ回収棒シリーズを試作品などとと一緒に並べてみた図。
左から
  • フライ回収棒ロング 伸長時約160センチ
  • フライ回収棒量産試作型(通称ビッグフック)※非売品
  • フライ回収棒初期生産型 ※売れ残り
  • フライ回収棒 伸長時約120センチ
  • フライ回収棒PB 伸長時約120センチ
  • フライ回収棒SE 伸長時約95~100センチ
  • フライ回収棒オリジン  伸長時約140センチ ※非売品
  • フライ回収棒Air  伸長時約115センチ ※一時的に在庫なし
もともと「オリジン」を目指していたため、発売当初のフライ回収棒のスペック(仕舞寸法が26.5~27センチ、伸長時約120センチ)についてはちょっと不満だったのですが、まあ安いからいいかと納得して作っていました。

ところが、実際に使ってみると意外に「フライ回収棒(スタンダードモデルのことですが)」のスペック案外いいぞ、となって今ではこのスペックだから愛用しているんだ!となっています。
迷ったらコレ!と胸を張って言えるようになった!

フライ回収棒歴の長めのユーザーとして、なぜそう思ってるのかをまとめてみました。
っと、その前にわたしの収納の仕方を紹介。

フライ回収棒の収納



愛用のPatagoniaステルス・コンバーティブル・ベスト。これの


左の内ポケットが定位置。出しやすい、しまいやすい。

ちなみにロングも収納可能。

Patagoniaステルス・スリング10lだと
ここに突っ込むのがベスト。
ここロングもぎりぎり納まる。

どの棒を買うかは仕舞場所しだいですよね。


ちなみにこういう水平ポケットなベスト(写真はシムス メッシュベスト)だと
フライ回収棒PBが納まる。


なんとか納まってる。
スタンダードモデルのフライ回収棒だとこんな感じ。ギリギリで収まらなかった。


前置きが長くなったけど、私がスタンダードモデルなフライ回収棒を愛用する理由以下です。


フライ回収棒のグリップ

使っててこのグリップは握りやすい。使ってみないとよくわからないところですが、いいんですよ。見た目アレだけど。これだけでもメリットなんですが、グリップがあるとポケットから落っことしにくいんですよ。

比べるとオリジン(あるいはフライ回収棒PB)はグリップが無くてつるっとしているので、するりと落ちてしまうことがたびたび(実際のところ過去にオリジンを1本紛失してしまった)。フライ回収棒とフライ回収棒ロングの太めのグリップは落っことしにくいという隠れたメリットが合ったんですね。ポケットへの出し入れにそれほど苦労はないです。ほんのちょっと引っかかるくらい。

ちなみにこのグリップはひん剥いて、パラコードとか籐とかアケビのツルなどでオリジナルのグリップにするなどのカスタマイズも面白いはず。ただこのグリップ、なんか使っているうちに愛着が湧くんですよ。柔らかいからですかね。人の心理は複雑にできているのだなと感じます。

 

フライ回収棒の価格

スタンダードなフライ回収棒は1300円としています。そろそろ値上げも考える時期に来ているのは確かなんですが、もうちょっとこの価格で頑張ってみようかなと。なくしたり壊したりしたときに比較的買い直しやすい価格にしておきたくて(オリジンをなくした経験が生きている)。フォーセップって1000円くらいだけど、アレ年に12回は必ずなくしてしまいますよね(個人差あり)。だからそれよりちょっと高いくらいの値付けにしておきたいとなんとなく思っていたりします。こういう道具はラフに使ってちょうどいいから。壊したら買い直せばいいので。

ちなみに値上げするとしたら1300円→1500円くらいになるのかな。


フライ回収棒の軽さ

鶏卵と同じくらいの軽さで64g。これがフライ回収棒オリジンだとちょっと重くて98gでずっしり感を感じる

イベントに出店した際、お客さんだいたいおっしゃるのは「軽いんだね~」って。そうなんです軽いんです。

 


フライ回収棒の長さ(伸長時)

フライ回収棒ロングはフライ回収棒より40センチ近く長い。じっさいのところこの長さは魅力ではあります。


とくに春の山菜(タラの芽とか)採るときに役立ちそう。ただ取り回しってことを考えるとフライ回収棒の120センチちょいって長さがちょうどいい気がしています。振り回すのにちょうどいい長さっていうのかな。これも使ってみないと伝わらないところですが。

私のベストの収納場所だとギリギリロングも挿せるんですが、それでも通常品の「フライ回収棒」を持ち出していますね。おそらくタラの芽シーズンのときだけロングを持ち出すような気がしています。うん、たぶんそうしますね(確信)。

 

フライ回収棒の長さ(収納時)

個人的にはあと4~5センチくらいコンパクトになるとベストかと思ってます。しかし

この存在感のお陰で置き忘れやしまい忘れなど無いような気もしています。オリジンは何度か置き忘れてヘッドランプ点けて探しに行ったことが2回くらいあったし、実際紛失してしまったし。


SEユーザーの方の紛失の話たまに聞きますね。コンパクトすぎる弊害なのかな。

 

フライ回収棒のフック

初期生産型と比べて、フックの取り付けを変更して、ちょっと深めに棒にもぐして固定するよう変更した。これにより2センチ近く仕舞寸法がコンパクトになった。

初期型持っている人もちょっと現行型をチェックしてみてほしい。

左から

量産試作型、初期生産型、現行品

 

フライ回収棒の丈夫さ

フライ回収棒SEのベース棒はたまに伸縮部のジョイントがゆるい不良品があるんだけど、フライ回収棒(スタンダード)のベース棒はそういうことがなかったですね。なかなかしっかりしています。木の枝を引き寄せる場合、ジョイントが壊れる前にフックが伸びることのほうが多い印象。

軽量で丈夫だなんてすばらしいじゃないの。ガンガンに使っていこう。壊したら、買い直そう。

 

「フライ回収棒オリジン」ユーザーの妻。


というわけで、フライ回収棒シリーズでどれ買うか迷ったらスタンダードモデルのフライ回収棒がおすすめ(ただし仕舞場所があればだけど)、というお話でした。

なお、フライ回収棒のフック先端のシリコンキャップですが、わたしは「いる」派。
なんか無いと落ち着かなくなってしまった(汗

あとタイトルの「長期レビュー」だと同じ棒を使い続けてるって意味になるけど、私は初期生産型から現行型に1回乗り換え済み。


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