【釣り】キムワイプとキーピングでフライウィングの代わりとなるか試してみた【タイイング】

2021/02/08

フライタイイング

t f B! P L

 ティムコの2021カタログ見たらフライフイングIVが載っていなかった。

ショップに聞いたら終売とのこと。

あちこちショップを巡ったりネット検索してみたがすでに遅し。完売していた。そ、そんな…!とはいえメルカリなどで転売ヤーにいい思いをさせるわけにはいかんしなあ。これは困った。まだフライウィングIIやATウイングのストックは豊富にあるけどなんか不安だ。しかしなくなったものに想いを馳せても仕方がない。前を向かなければ。

あ、そうだ。身近なもので代用品が作れないかな!とやってみた。



中央に見えるフライのいちばん手前のがそれ。

 

無くなってしまった製品についてどうこう言うつもりはない。ティムコは営利企業でフライフィッシング市場は小さくなってきている。むしろ一企業の出す製品に過剰に依存すし過ぎてしまうのはリスクが高いと言える。

フライフィッシングの真髄が本物の虫じゃないもので虫の代用品を作って魚を騙すことだとすれば、身近なものでフライを作るのはある意味とてもフライフィシング的な行為と言えるのではないだろうか。

つまりこういうこと。

パンがなければケーキを食べればいいじゃない。

フライウィングがないならキムワイプとキーピング使えばいいじゃない。

どこの家庭でもあるようなキムワイプ(パルプ製だが水に溶けない)と
アイロンのりの花王キーピング(耐熱性ポリマー、シリコン)と
フライトーンを使えばシマザキフライウィングの代用品が作れるのではないか。いやきっと作れる。それっぽいのならば!

ちなみにうちにはアイロンのりつけるようなシャツはない。
キムワイプ1枚だと薄すぎるかなと、ダイソーで売ってるスプレーのり(貼って剥がせるタイプ)買ってなんとかしようと思ったがこの店舗では売っていなかった。

フライウィングのシリーズも硬さがけっこう異なっている。
ハリの強さから言うと

フライウィングIV>フライウィングII>フライウィングIII>ATウィング

って感じだ。今回はシマザキATウィングよりハリがあればOKとしたい。
フライトーンを塗りすぎると破けてしまうだらしないキムワイプ。
おれはキムワイプのことかいかぶりすぎていたのか。

1枚
着色した1枚
重ねた2枚

で検証。
薄いかな?

アイロンで
加熱。
あれ、思ってたよりもコシがない。

フライウィングIIと比較。
使えないこともないかなあ。

着色した方を実際に試してみた。
わりといけるかも。
おお、悪くないかな。
結局2枚重ねのやつを二つ折りにしてトライ。

ダークグレーも試してみよう。これはエラブタマダラの色だ。
コシがない分幅広めにしてみた。
ループ作ったモノフィラに通して引っ張ると
なかなか良さそうにできた。
色ムラが気になるが
実際に巻いてみよう。

レッツ・エンジョイ・タイイング〜!

エラブタマダラカゲロウ・バックファイヤーダン

なんかちょっとウイングが大きかったかな。
TMC100BLの16番。
それでもデカかったので調整してみよう
ちょっとカットしてみた。

ちょっとピンボケ(汗
はい!もうできた!キムワイプフライウィングのバックファイヤーダンが!

テイルも気持ち長いみたい。
ボディはストレッチボディのマダラオリーブ。
お、おう…。無くは無いかな…。
さらにここから液体フロータントにどぶ漬けすれば使えないことはないだろう。
まあ実際に現場で使ってみて水に濡れたらどうなるかも試さないと。あと香料はいらない。
左下がキムワイプ。その他二つがフライウィングII。
そうだな、ひとまず手持ちのフライウィングが枯渇したら試してもいいかな。
それより前に不織布を試すべきだと思う。そうか、そっちも試そうか。

本音を言うと、シマザキフライウィングVが出るのを期待しています。そしたら絶対全色買うから!



フライ回収棒研究所

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