去年の荒川あたりを中心とした線状降水帯がもたらした被害の大きかった川。
上流部こんなだ。去年も水害のあとも訪れていて、そのときはポイントがだいぶ埋まってしまっていた。
雪代増水を経てどうなっているのかを調べに行ってきた。浅くなったポイント、少しは回復してるかな。
全体に水が細くなっているのは渇水だけのせいではない。
沢は枯れてしまっているように見えるが大量の砂利の下に伏流化しているのだろう。
本流側にしたってそれは同じ。
右岸の杣道は完全になくなっているようで下から川通し。平らになってしまった川床は歩きやすくなっている(泣
去年とまったく変わらない姿がここにあった。雪代増水でも小石共は流れないのか。
いや、ちゃんと下流の方に石は流れているんだけど、また上流から供給されてくるのだろう。腰くらいあったぶっつけの淵が膝くらいになっている。
7時過ぎには入渓していたが1匹目は9時前だった。魚影はそんなに早くは復活しないだろうよ。
以前漁協の人会ったときにに聞いた話では、この川は随分前に放流やめてしまっているのだそうだ(少なくともここ30年くらいは)。ほぼほぼネイティブヤマメか。
今日は昔バラしたヨンマルを追ってきたのだった。
そういえばアブがあまりしつこくまとわりつかないなあ。
何年か前のこの時期、真っ昼間からアブに囲まれ、ランディングした魚のフックを外すとき、フライやティペット交換の時でさえ激しく咬まれ泣きながら撤退したことが2度ほどあった。
アブの出る時期が1週間くらい早かったから、もう終盤なのだろうか。
そうだ、まえからここいらは魚影が濃かった。
やっぱり鈍色で体高があって、パーマークがちょっと薄い、でもきれいなヤマメだ。この川のヤマメらしい。
ここは馴染み深い源流で、自分のフライフィッシングの根っこの方にあるんだが、
渓畔林が発達していて枝が川にかかっているところが多く、また枝が身長と同じくらいだったり低く被っている。さらに蜘蛛の巣が地面と枝を結んでいる。
8月になってもこのような状態の川って、実はそれほど多くないことに今更ながら気づいた。
ポイント移動の時にむやみにフォルスキャストしてたたらティペットがあっという間に団子になる。リーダー4つ消費してしまった。
右半分は草っ原じゃなかったかな。
ゴーロ帯に変貌していた。
さ、引き返そう。15時ちょっと前だ。
6キロくらいあるから2時間くらいかかるかな。
乾いた石が多かったからフェルトソールよりもアクアグリッパーの方で十分だった。
あまりヌルっていなかったし。
川の縁で上陸場所を探して泳ぐ個体も何匹も見た。
またヒキガエル。正面に回ってパシャリ。
帰り道、メジロアブがひどかった。
何箇所か噛まれてしまった。顔と手の指。血が出るほど噛まれたのは2箇所くらいかな。あとは甘咬みみたいなものだ。アブや蚊にはそれほど弱い体質ではないのでたいしたことはない。
途中座って休みたかったが、ここまでアブが酷いと座ることはできない。
ゼリー飲料を歩きながら飲み、頑張って歩き通した。これはしんどかった。
大水出る前の釣行だと帰り道、10分休みを2度くらいしていたものね。
やりとげられた理由は以下だろうか
- 川床が平らになってしまった。
- 冬の週一10キロ走り込み
- ウェーディングスタッフ
走り込みの効果はすでにGW頃に薄れている気がする。
だとしたらウェーディングスタッフの効果はでかい。
みんな買ったほうがいい。って行っているんだけどそれで買った人一人もいないってどういうことよ。マジで買うべきなんだって!
考えてみたら往路も昼飯カロリーメイト食うときだけ腰掛けててあとずっと釣り上りしっぱなしだった。俺52年生きてきて、今が一番体力あるかも。やっぱり冬だけ週末10キロランは有効だったのかもしれない!ちなみにいまも腕立てとスクワットしている。
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