家を新築したら庭ができた。
がれきがゴロゴロしているので土づくりからはじめなければいけないかな。
どんな道具が必要なのだろう。
ってところで鍛冶の街 燕三条で農具専門の会社
相田合同工場さんが農具のワークショップをやっていると
Facebookで知ったので、さっそく申し込み。
今回の記事は写真多めになってます。
当日は秋晴れ。
会場の相田合同工場の須戸工場。
燕三条は鍛冶の街。
和釘から始まって今に至るとのこと。
さて、ワークショップは座学からスタート。
今回は土づくりのための3つの道具をメインに教わった。
- トンビ鍬は厚みと重みのあり開墾にむく。
- 四本万能鍬は掘り起こしや土を混ぜたりするのによい。
- 平鍬は耕したり均したり畝を作ったりするのに使う。
間違った用途で道具を使うと
効率が悪くなったり体の負担になったり。
こちらは畑のメンテナンスから収穫までの農具。
平鍬(右)は薄手で平たくて比較的軽量。
トンビ鍬(左)は厚みがあり先端が丸い。
軟鉄と鋼を重ねて作っているトンビ鍬。
丸い先端が固い地面に食い込む。
平鍬の形状と角度を学ぶ。
使用するシチュエーション、土質、作物によって使い分けることが大事。
柄の長さは鍬の刃を下に置いた時の腰の高さが基本。
これは柄の角度にかかわらず、であるとのこと。
緊張な面持ちで説明をしていただき
さらに補足を入れる相田社長。
農具によって柄の材も異なる。
重い刃が付く農具には固い丈夫な樫がよい。
これは西洋のオークともまたちょっと違うそうだ。
最近はいい樫が少なくなっているという。
三本刃と四本刃の万能鍬
こちらの平鍬はユーザーの声をフィードバックして作られた
家庭菜園鍬「極」。縁が反っているので土を持ち上げやすくなっている。
明日のスタンス、持ち手の位置、振り上げる高さなど。
六つ子。ツルをかき集めたり除草後の草を集めたりする和レーキ。
おお、これは三角鎌(デルタホー)だ。
私は農学部だったので、農場実習で使ったことがある。
地面を削いで雑草を削り取る農具。らくちんです。
「極」で土ならし&畝づくり。
山芋を掘る農具。
けっこう重い。重さを利用して差し込んで使う。
山芋掘りは今後の課題としよう。
ワークショップの最後は農具の手入れ。
土を洗い流すのになんとトイレブラシ(きめ細かいタイプ)がよいとか。
化学肥料なんかは刃の表面と化学反応を起こしたりして
サビやすくさせるので、特に注意して洗い流したい。
水気をとったらCRCの556。
取り回しやすそうな鎌と収穫に便利なギザ刃のハサミ。
ブレブレのこれはたけのこ掘りの刃。
あ、このたけのこ掘り専用鍬かな。
わかりにくいけどタケノコ掘りの刃も何種類とあった。
もともと日本の農具は各集落にいた野鍛冶が地元のニーズに合わせて
作っていたもの。そしてこちらでは農具のオーダーも可能のようだ。
同社はグッドデザイン受賞のデザイン農具も作っている。
これはその亜流。
というわけでトンビ鍬を購入。
先にも書いたが、この刃は軟鉄と鋼を重ねてできている。
土に差し込んでいくうちに軟鉄がはやく削れてくることになる。
つまり、使うことが刃を研いでいるのと同じことになるわけだ!
(こんな説明でわかるかな…)
詳しい説明こちらにもありました。
プレスして先だけ尖らせたような安物鍬とは違うのである。
ワークショップのお土産その1
ワークショップのお土産その2(右)とトンビ鍬購入のおまけ(左)
草削りはまかせていただきたい!
雪が降る前に庭に一度くわを入れて
がれきを取り除くところまで実行したい。
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