【豆知識】クロサンショウウオとトウホクサンショウウオ

2012/05/01

自然

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4月30日の胎内市K川の林道わきの水たまり。
ここは毎年2種類の止水性サンショウウオの産卵が行われる。

左、中央上、右

中央上はクロサンショウウオの卵のう。
クロサンショウウオの飼育・生態についてはこちらが詳しい
これはかなり産みたてのようだな。これがしばらくすると…

上の右にあった卵のうのように膨張するわけだ。
ちなみにこの辺のサンショウウオというのは
この狭い環境下で限られた餌資源で育っていくんだけど、
全部肉食なのだ。この辺オタマジャクシと違うところ。

こういう環境だと共食いが前提。遅く産卵した卵から孵った個体は餌になる。
シビアな世界だ。ただこの水たまりが干涸びたりすれば
後から産卵した方が有利になったり。
かなり不安定な環境に適応した結果なのだろう。

左にあったトウホクサンショウウオ(wikiのページ無いんだな)の卵のう。
こっちの方が早く産卵されたようだ。
つまり…

もうすぐここにカエルも産卵するはず。

場所によってはクロサンショウウオの卵のうしかみられないところもあり、
新潟は目下この2種のせめぎ合いの最中なんだろうな。


フライ回収棒研究所

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