【新潟】村上に鮭三昧小旅行行ってきた【旅行】

2019/11/05

情報 新潟 旅行

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鮭が遡上する時期、鮭ウォッチングがてら鮭料理三昧なんてどうでしょう。
サケって言ったら新潟県村上市に決まってますよね。

今回の半日日帰り旅行では
  • 鮭の博物館「イヨボヤ会館」
  • 千年鮭 井筒屋
  • 千年鮭 きっかわ

を巡ります。

今年はディスティネーションキャンペーンやってますし、村上の鮭料理に舌鼓っていいじゃないですか。

村上と鮭

村上を流れる三面川(みおもてがわ)は縄文時代から鮭によって繁栄した地。上流に縄文遺跡あります。江戸時代は村上藩だったんですが、このとき鮭の乱獲で枯渇寸前になっちゃってたらしいです。そんな時、鮭の回帰性に注目し河川整備して鮭の自然増殖(世界初)に成功し、藩の財政も急上昇。それを成し遂げたのは村上藩の下級武士である青砥武平治。村上じゃ誰でも知ってるローカルヒーローです。


イヨボヤ会館

イヨボヤ会館は鮭の博物館。

イヨボヤって村上の言葉で鮭のこと。イヨ=魚。ボヤ=魚。魚の中の魚でイヨボヤが鮭。

どでーん。

この時期は民家の軒先やお店の軒先にこういう感じで塩引き鮭がぶら下がっているんです。
よく見てください。尻尾から吊り下げていますよね。お腹も全部割かないで途中の皮を残しているのわかりますか?

首からぶら下げると首吊りみたいだし、腹を全部割くと切腹みたいじゃないですか。
武家に配慮した奥ゆかしい文化。


人口の孵化場です。

鮭の卵いた!

青砥武平治

青砥武平治が整備したのが三面川を人口的に分流させた種川。
なんとこのイヨボヤ会館は、地下を通って種川の川の中が見えるようになっているんです。
まじか。

!?
このビッグなシルエットは!


鮭だ!
いるいる!

水面より上はこんな感じ。


こっちも!

水面の上はこんな
いるわいるわ
こっちはウグイかな。

ちびっこも大興奮。大人も大興奮。


さかなクンさんのイラストと

サイン。


こういう構造になっとった。


ヤマメもいたんだけどな。小さい個体が。

青砥武平治の顔はめパネル。
左のは「サケリン」の顔はめパネル。



これが種川を上から見たところ。
鮭いるの見えますか?


井筒屋へ

今日の本命。ランチ食いにきたんですよ。
村上でランチって言ったら「はらこ飯」という名のイラク丼が定番ですが、もうワンランク上のランチにしようってことで井筒屋へ。

井筒屋はかつて旅籠でして、松尾芭蕉と曽良が「おくのほそ道(奥の細道)」の旅の中で2泊したことで有名です。旅籠廃業した後でも、国の有形文化財のこの建物はカフェになったりしてましたが、あとにでてくる「きっかわ」さんが買い取って、いまは鮭料理のおみせになってます。きっかわのアンテナショップって感じでしょうか。
歴史ファンにはたまらん。
芭蕉はこの後体調崩したりして、全然調子でなかったらしいのですが、このあとに越後を海沿いに南下して、出雲崎であの有名な句「荒海や佐渡に横たう天の川」を読んだんですよね。もしかしたら傑作を早々と思いついちゃって、テンション上がりすぎちゃってて、それで他の句を読めなかったとかなんとかいう説好き。

井筒屋は予約とっていないようで、店頭で名前を書いて待ちます。
この日は11時30分に一回締め切って、次は13時30分に呼ばれるそうで、

実はここで我々はイヨボヤ会館見物に行ったのでした。

待合スペース。呼ばれるのを待ちます。


呼ばれて入った井筒屋。こっちサイドはカフェっぽさが残る。

座敷はクラシカル。二階席もあります。

千年鮭 井筒屋の説明

村上と鮭の歴史について


越後村上鮭料理。捨てるところなんてないのね。

ちなみに今回のランチは鮭七品。1950円。


手毬寿司と鮭の酒浸し(酒には浸ってません)

ここで七輪が登場。
鮭の酒浸し 皮の踊り食い

塩引き鮭を

あぶってからの

焼きすぎないように注意。

御膳が運ばれてきて

鮭のかぶと煮。濃厚な脂がすごい。

鮭の焼き漬け。

はらこの味噌漬け。甘さと塩加減の塩梅が絶妙。

運ばれてきたご飯。
ひとまず1杯目はさっき焼いた塩引きで食ってからの


2杯目は茶漬けに

ほぐして

ほぐした鮭

薬味を入れて。
う、うまい〜。
しかしご飯はちょっとゴワゴワした炊き加減だったのが残念。
水加減なのか炊き方の問題なのか。

デザートがわりの冷たい甘酒。いわゆる麹ドリンクってやつ。

和食で斬新な食体験〜!ってわりとないんですけども、今回は久々にヒット!
また行きたい。次は鮭料理十品かなー。


メニューおいときますね。
鮭料理七品 1950円。

鮭料理十品 2900円。

鮭料理十三品 3900円。

鮭料理十八品 4900円。

鮭料理 二十一品 5400円。

こんなに食えるのか。

千年鮭 きっかわ


鮭料理の店きっかわ
店構え。JR東日本のポスターで吉永小百合さんが撮影してました。
インスタスポット。

いきなり鮭が迎えてくれます。

店の奥は見学可能な、鮭の加工場。鮭だらけ。

三脚や一脚はだめだけど撮影OKなのです。

雄雌だけじゃない。よく見ると川に入る前の個体や川に入った後の個体が見つけられるはず。使う料理も違うそうです。って、先代の説明を聞いたことがありました。

鮭撮る人を撮るわたし。

範馬刃牙の親父さん、地上最強の生物である範馬勇次郎氏の好物「めふん」。
いわゆる珍味。
雄の鮭の腎臓の塩辛。

村上町歩き


こういう伝統的な建築物が

ポツポツあります。

きっかわの向かいの道路になぜか顔出した石。
なんでもこの石を隠すように舗装すると火事が出るという言い伝えがあるとか。


お土産はやま信で



村上牛のコロッケやメンチカツを買って帰るのはうちの定番。


他にお土産って言ったら笹川流れで作ってる藻塩かな。
もうちょい時間があるならお幕場公園の池の白鳥ウォッチングもいいですよ。


車がないときついかもしれないですが、きっかわや井筒屋だったら歩けなくもない距離。
ぜひ行って欲しいところ。オススメです。



フライ回収棒研究所

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