【佐渡】唐突だけど佐渡旅行ガイド2025【小ネタ】追記あり

2025/01/08

旅行

t f B! P L

釣り全く関係ないんだけど、2024年にめでたく佐渡金山が世界遺産登録された。旅行先に佐渡と考えている人も多いのではないだろうか。


以前ネットで読んだ記事で、「佐渡旅行に行ってがっかり、もういくことはないだろう」って感想を目にしたことがあった。

悪いけど、その記事の筆者は全く認識がズレており、食事処でさえも外しまくっていて、これではがっかりするのもしょうがないなと思ったのでまとめてみることにした。

なお私が佐渡に最後に行ったのは2018年(日帰り)、その前が2015年(1泊)なのでそのあたりはご了承いただきたい(家族旅行やフライフィッシングでも行ったことがあるので10回以上佐渡には行っているけど)。

まず初めて訪れるのは佐渡金山に行くことがきっかけだと思うが、個人的に佐渡金山こそ1度行けばいい観光地である。一般人に刺さる要素が少ないスポットだ(個人的な印象ですが石見銀山とか富岡製糸工場にそんなに何度も行かないだろう?)。リピートするのは歴史好きとかに限定されるだろう。おまけに佐渡金山があるのは両津湊(新潟市からいく場合は両津湊にフェリーが着く)の反対側の相川である。相川に行くということは時間的にもうそこベースで観光することになる。となると割と限られたところにしか行けなくなる。佐渡を本当に楽しむにはその二日目だとか、あるいは2回目の訪問以降と割り切ったほうがいいのである。

金山以外に佐渡には何があるのか?歴史のあるデカい離島(本土とは程よい距離がある)であり、海産物やフルーツなどが豊富なところだ。


前置きが長くなってしまった。


佐渡に行く時期

行きたくなったらいつでも良い。大野亀のトビシマカンゾウ群落を見るの時期が限られており、そしてわりと混んでる。あと夏場も混んでる。佐渡の人に聞くと冬は海が荒れる関係で観光客がめちゃ少ないけど、実は海鮮がうまいので冬にこそ訪れてほしいと聞いたことがある。


  • 春 魚介、トキ(繁殖期)
  • 初夏 魚介、大野亀のトビシマカンゾウ群落
  • 盛夏 魚介、二ツ亀、海水浴(佐渡はイヨシロオビアブがいないらしいぞ)
  • 秋 魚介、おけさ柿、小木ビオレー(黒イチジク)、大佐渡スカイラインの紅葉
  • 冬 魚介

佐渡に限らないはなしだけど、新潟県を旅行先に選ぶ場合は食をメインで考えるといいのかも知れないよな(スキーなどのレジャーは除く)。


フェリー編

ジェットフォイル(ジェット高速船 新潟-両津間で67分)は高いし、海が荒れると欠航になりがち。ここはフェリー一択でよいだろう(新潟-両津間で2時間30分)。


1泊までならレンタカーが良い。奮発してマツダ・ロードスターなんかを借りるのも良さそうだ(いつかやってみたい)。2泊以上するならマイカー持ち込みも検討の余地がある。余裕があるなら2等客室よりも1等がおすすめ。以前は4回分の回数券があって2名で往復でちょうどよかったんだけど今もうなくなっているみたいだな。



一等客室はこちらの椅子席とジュータン席がある

じゃあ2等にするか。フェリーに乗ったらすぐ毛布をレンタルして壁際の席をゲットするんだ。いや先に壁際に荷物置いてから毛布のほうが堅実か。

レンタル毛布

売店でかっぱえびせん売っているのでそれをフェリー出港時に付いてくるカモメ(ウミネコ?)に手渡しで給餌するのはとても楽しい。しかし、今どきは野生動物への餌付けはおすすめできないよね。鳥インフルもあるし。野鳥とは距離をおいて付き合おう。





大佐渡と小佐渡

佐渡の形を見てくれ。北と南で島と島がくっついて、真ん中が平野(国中平野)でつながっている形をしているだろう。北の大きいほうが大佐渡、南側が小佐渡という。ダイナミックな自然を感じるなら大佐渡、たらい舟、トキ、主要な飲食店、宿根木(国の重要伝統的建造物群保存地区)は小佐渡。文化的なものを感じたかったら小佐渡だ。日蓮、親鸞、世阿弥、順徳天皇などが佐渡に流罪になっている。日本の能舞台の3分の1が佐渡にあるのもそういったことが深く関係しているようだぞ。

ちなみに離島系では佐渡は一番デカい。淡路島よりデカいんだ。※沖縄本島を除く



佐渡金山を軸に考える観光

大佐渡エリアで固めるのがいいのかな。もし1泊できるなら1日目を大佐渡、二日目を小佐渡にするか。すると宿泊は真野あたりにすると都合がいいかな。

大佐渡観光だと

  • 佐渡金山
  • 北沢浮遊選鉱場跡(世界遺産登録から微妙に外れてしまったけど、ここは「佐渡島のラピュタ」とも言われていてライトアップもされているので佐渡金山とともに抑えておきたいスポットだ)
  • 大間港(大間港は佐渡鉱山の鉱石や石炭などの資材の搬出入を目的として明治時代中期に築港され、佐渡金銀山の発展を支えていた)
佐渡金山は平成元年まで採掘していたので、世界遺産から外れた近代遺構に注目しても面白いかも。

北沢浮遊選鉱場跡

  • 尖閣湾(ダイナミック!遊覧船もある)

天気が良くて風が強くないときが観光のベストタイミングだ


尖閣湾には顔ハメパネルがいくつかある



  • 平根崎の波蝕甌穴群(国内最大規模の甌穴群で、国の天然記念物)
  • 大野亀と二ツ亀
  • ドンデン山(トレッキングとか)
  • 大佐渡スカイラインと乙和池(日本最大級の高原湿原性浮島あり)
  • 天然杉

問題は昼食だが、ここはどう?行ったこと無いけど

  • そば処 與左エ門(相川)(パスタもあるみたい)



宿根木・たらい舟を押さえる観光

  • 宿根木(街並み・建築)何回行っても飽きないところだ

有名な三角家


  • 矢島経島(藻が繁茂する静かな海に浮かぶ島。たらい舟もある)



  • トキの森公園


  • おいしいドーナツ タガヤス堂(Googleマップではちょぼくりで探そう)



その他

  • 妙宣寺 五重塔 (国指定重要文化財) 新潟県の五重塔はこれしかない
  • 西三川ゴールドパーク こっちは体験型。砂金採り体験できる。



グルメ

流刑の文化人(と言ってしまっていいのか?)もそうなんだけど、佐渡は移住者が文化の醸成に一役買っていたところなので、グルメに関しても移住者に注目するとおもしろそうだ。

  • 蕎麦 茂左衛門(新穂)(両津から車で10分くらい、夜も行ってみたい)


ここが茂左衛門さん

La Barque de Dionysos

  • Andante(西三川)(ワインと宿)
  • しまふうみ(西三川)(宿とパンとカフェ)
  • T&M Bread Delivery SADO Island・マーカスのパン屋


定番な感じの店も出しておきますね

  • 生そば七右衛門(小木)(ぶっかけ蕎麦)(閉店したようだ)
  • すしや まるいし(佐和田)(石原水産直営の回転寿司)
  • 廻転寿司 佐渡弁慶 佐渡本店(佐和田)(あの弁慶の総本山。もともと鮮魚店がルーツ)
  • ぶりカツ(何箇所かで食えるはずだ。ゆるきゃらの「ぶりカツくん」もよろしく)


新潟はなかなかのラーメン県であるなかで、佐渡はラーメン不毛の地っぽい感じだったが最近美味しいラーメン屋がそこそこできているようだ。

  • 麺屋 成(佐和田?)
  • 麺処 若(佐和田?)


佐渡固有種

離島だけに佐渡の固有種もいるんだ。猿、鹿、熊は佐渡にはいないんだ。トキもいいけど下記にも注目してみよう。

  • サドモグラ(日本最大モグラのエチゴモグラよりちょっとだけ小さい)
  • サドマイマイカブリ(大きな頭部を持つ原始的なマイマイカブリ。大きな顎でカタツムリを殻ごとバリバリ砕いて食うんだ)
  • サドガエル(2012年に新種認定された。ツチガエルに似てるが腹部が黄色いし鳴き声も違う。絶滅危惧種)

上記全部まだ見たこと無い


佐渡のコンビニ

もともとセーブオンしかなかったので、今はすべてローソンになっている。

佐渡牛乳の牛乳パックなどを確認しておきたい。


宿泊

ちょっと詳しくないので、ここは後で追記するかも。古民家改造系の宿もけっこう増えている印象がある。

  • Guest Villa on the 美一(びいち)
  • たびのホテル佐渡
  • ist-Sado(サウナありの複合型キャンプフィールドでコテージみたいのもある)
  • HOSTEL Parch(小旅館リノベーション サウナあり)Hanareもあり
  • 佐渡古民家ステイ さどまり(古民家系)
  • カラふるカネモ(古民家系)
  • NIPPONIA 佐渡相川金山町 清(古民家系)



おみやげ

  • t0ki brewery(トキブルワリー)缶ビール
  • カップ酒(佐渡の酒蔵は5蔵あるのでコンプリートしてもいいだろう)
  • 金の延べ棒を模した箱のティッシュ(佐渡金山定番土産)
  • 佐渡バター(昔ながらのバターチャーンによる製造。冬場の土産にいいかな)
  • おけさ柿、小木ビオレー(黒イチジク)どちらも秋限定だし新潟市でも入手可能か
  • あわびカレー(レトルト)
  • 柿酢(やさしい酸味)


一気に紹介してしまったが、何度でも訪れる価値がありそうなことは伝わっただろうか。こう見ると結構グルメ系が充実している印象。新潟市拠点に佐渡までランチに日帰りもできてしまうので気軽に行ってみてほしい。

もしかしたら東京から上越新幹線の始発に乗れば佐渡まで日帰りできるのか。エクストリーム佐渡日帰り旅行もいいね(新幹線往復-フェリー往復-レンタカー。豪勢なランチだ)。


おけさ柿

種無しの渋柿の渋を抜いたもの。ルーツは現在の新潟市秋葉区で突然変異で種が無くなった八珍柿。

ちなみに八珍柿の原木はまだ健在だ。

庄内柿もおけさ柿ももとを辿れば八珍柿なのだ。

おけさ柿といえば羽茂だ。JA羽茂も令和6年3月をもってJA佐渡(JA羽茂以外の佐渡のJAは平成の大合併で佐渡の市町村が合併して一つの佐渡市になったときにまとまっていたのだが、JA羽茂だけはその枠に加わっていなかったのだ!なぜかって?羽茂にはおけさ柿があるからさ!たぶんだけど)と合併するんだって。



思い出したら追記します。

もちろんヤマメイワナ狙いの釣り、オカッパリからのソルトウォーターの釣りもいいよ!

フライの雑誌103号の「離島の釣り」で佐渡のことを書いたのは、EverRodのE原さんなんだよ!



参考サイト

佐渡観光ナビ


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