先日、ギズモードジャパンでこんな記事があった。
ふむふむ。これで思い出したのが以前買って面白く読ませてもらったこの本
1491だ。サイエンス・ノンフィクションってたまに読みたくなる。
(まあちょっと高いんですけど)。
アメリカのベストセラーノンフィクションの翻訳本。
1942年ってのがコロンブスが新大陸発見の年。
この本は、それ以前のアメリカ大陸はどうだったのかを中心に
それ以後のことも書いてある。
1492年にコロンブスが到達した新世界については、誰もが知っている。わずかな狩猟採集民族が暮らす動植物の楽園で、文明など存在しなかったのだ、と。実際は、いくつもの都市が築かれ、ヨーロッパより大きな人口を擁し、さまざまな言語と文化が入り乱れていた。ただひとつ、新世界に欠けていたもの―それは旧世界の病気に対する免疫力だったのだ。最新の発掘と研究で明らかにされる、アメリカ大陸文明の全貌。
・ 1491年のアメリカ両大陸には、恐らく当時のヨーロッパ全体を越える数の
人々が暮らしていた。
・ アステカの首都ティノチティトランなどいくつかの都市は、同時代のヨー
ロッパのどの都市よりもはるかに多くの人口を擁していた。さらには、ティノチティトランには当時のヨーロッパのどの都市にも見られなかった水道や植物園、掃き清められた道路があった。
・ アメリカ大陸の最古の都市は、エジプトが大ピラミッドを建設する以前にす
でに栄えていた。
・ 先コロンブス期のメキシコの先住民はトウモロコシの交配を繰り返し現在の
品種を作り上げた。その洗練された技術について先頃サイエンス誌は、「人類による初めての、そして恐らくもっとも偉大な遺伝子工学の業績だ」と述べている。
けっこう前に読んだもんで、
つたない記憶から中身を思いつくままに書き出していくと
トウモロコシの品種改良はありえないほどの時間と労力がかかったはずである。
ネイティブアメリカンは独自の文化で自然をコントロールしていたようだ。今記録にある発見杜氏のアメリカ大陸というのは、そのコントロールが失われた後の姿ではないか。
ヨーロッパ人の一方的な侵略というのは必ずしも正しくはなく、彼らの持ち込んだウイルスにより短期間で90%ほどのネイティブが亡くなってしまったってことのようだ。
いま改めて目次を見たら読み飛ばしてたところもたくさんあるようなので
また楽しんでみることにした。
失われた文明、技術などに興味がある人には絶対おすすめですよ。
0 件のコメント:
コメントを投稿