魚が違和感を持つかもしれない特徴、例えば
脚、正中線、ウイングケース、テールなどを大胆に排したシンプルなニンフ。
シマザキフライのなかでもかなり実践的な一本ではないでしょうか。
水生昆虫アルバム(新装版)の付録「シマザキワールド11」に載っていたもの。
そのあとDVD「ザ・シマザキ・イノベーション Vol.3」でも紹介されていました。
結構効くフライです。
いつものヘアズイヤでもいいんですけど、今回はアナグマダビング材で巻いていきます。
大好きなフック、TMC2488のヘビーバージョン2488H。
濁りや増水には#14、平時のヤマメなんかには#16だそう。
このへんはDVDの解説で。
レッドワイヤはこのくらい多めに巻きます。
こんな感じ。
DVDではティムコの細い透明なスレッドを使用されてました。
ニンフにとっての沈む速さというのは魚へのアピールポイントになっていると思います。ちょうどドライフライにおける水面との干渉に似ている感じで。
DVDの中では使い古したギターの弦が「怨念がこもってて」よく効くと言うことでしたが、ちょうどいいシルバーワイヤーもないのでゴールドワイヤーで。
写真はちょっと間違っていますが、
- スレッドをお尻の方にセットしてゴールドワイヤーを巻きとめる
- 頭の方からダビングして行ってお尻から戻ってきてソラックスの手前まで巻く。
- ワイヤーを程よく巻いたら
- またソラックスにダビング一往復。
スレッドがフックの上を行って帰って、行って帰って、で出来上がるという感じです。
マルチグルーを使うかどうかはお好みで。
この辺もDVD参照でお願いします。
剛毛&毛足が長くないアナグマはこのサイズのニンフが巻きやすいかなと。
アブドメンのボリュームがもうちょっとあっても良かったかな。
ニンフにもスカッド(ヨコエビ)にも、あるいはカディスピューパにも見えるような曖昧な印象派的なフライです。。
まさにゴミと虫の狭間。これが魚に見破られないギリギリの線とのこと!
簡単に量産できるこの野武士的なフライ。早速トライしてみましょう。
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