【釣り】フライフィッシングEXPO下田郷2012の1日目の様子

2021/11/01

フライフィッシング

t f B! P L

 今思い出したけど、去年のこのイベントの時は荒れた天気で風邪ひいいたんだった。今年は


 なんていい天気なんだ。陽が出ると暑いくらい。
今年のフライフィッシングEXPOも二日間ながら、ブース出店は2日目のみ。
1日目は事前予約のスクールのみだったのだ(しかしキャンセルが出たりして飛び込み参加も少数ながらアリだったもよう)。


私は午前のスクール、嶋崎了さんの「じっくり1本を巻くタイイング教室・パラシュート編」と岡田裕師さんの「初めてののフライキャスティング02(中級者のステップアップもあり)」に申し込んでいた。


嶋崎了さんの「じっくり1本を巻くタイイング教室・パラシュート編」

バランスに気をつけながら1本巻く。
嶋崎さんのあと各自1本巻く。っていうワークショップ形式。
ハックルやテールのバランスに気を使うと共に「いかに壊れないようにしっかり巻くか」「いかに水を吸う余地を作らずきっちり巻くか」ってところを心掛けながら巻くとちゃんとそうなるよと。ここを意識するしないで出来が大きく変わるのだという。



今日の発見

こういう普通のパラシュートフライはいままでずっとポストを作ってからハックルを取り付ける方式だったんだけど、嶋崎了さんのはハックルを巻き上げながらポストを作って巻き下ろす方式だった。
工程が少ない方がシンプルで良い。

スレッドは昔より細くて丈夫になっている。14番のこのくらいだったら10/0や12/0でもいいのではないかということだった。ふええ、いつのまにかそんな時代になってたんか。



ちなみにこちらは
嶋崎了さんのフライボックスからスパイダー
ふむふむなるほど
アイの後ろに空白区間がある、ハックルは長いのと短いのの2重構造、ハックルの天地はぎゅっと詰まっている、などに注意してみよう。


実際に巻いてみるワークショップ

妻が撮影した私(妻が申し込んだときにはすでにこのスクールは満員となっていたのだった。定員4名)。
だいぶ猫背となっていた。
頑張って巻く
ダメ出しの出た工程はやり直し。スパルタです。
不明点はどんどん質問しよう。
んしょんしょ。
割といい感じかな
無駄に肩に力が入っているのが肩こりの原因か。
ふええ、むずかしいよう…。
パラシュートポストにハックルを巻くが

密になっていなかったのを指導されるの図。爪で押し込んだる。
てことで
ギリギリ及第点のパラシュートフライ。ちなみにこちらは8/0で巻いた。
テールの量と長さ、ハックルの長さと巻き回数。うむなるほど。

リクエストに応えてのスパイダーのタイイング

アイの後ろは開け気味でカーブの部分にポストを立てる。
ボディはぷっくり目。普通のダビング剤。
ハックルは長いのと短いのを二重に。
今回は短いのをインドケープ、長いのはホワイティングファームのテイリングパックだったかな。
巻き上がったらポストの裏から瞬間接着剤を滴下。ここはホットワックスでも良さそうとのこと。
で巻き上がったスパイダーはちゃっかり妻がもらっていた。うれしい。
やっぱりハックル長いなあ。2012年の代官山のイベント、渋谷さんの巻いたスパイダーは5百円玉が目安って聞いていたが、今やこんなにデカくなっていたのだ。

嶋崎了さんのフライボックスからいくつかピックアップして撮影
デカ目のテレストリアル。べんじょアブ風味のビートルか。

こっちは
べんじょアブ
私「べんじょアブ使うと回転することがあるのですが、太いティペット使うんですか」

嶋崎さん「きちんとバランス良く巻いてちゃんとキャスティングできていれば回転しない。ちなみにLDLリーダー使う時のティペットは6Xをひとひろ、普通のリーダーの時のティペットは6Xをひとひろ半」


なるほど。
そしてあっという間の1時間だった。


岡田裕師さんの「初めてののフライキャスティング」スクール

8人参加で、初心者は一人もいなかった。
まずはロールキャストから。

岡田さんはすっごくていねい。優しくしっかり指導。
ていねいな指導を8人分。
次はピックアップ&レイダウン。

バックキャストの角度、そして振り上げたロッドティップが左後方に回り込まないように。

フライラインの軌跡はティップの描く軌跡なのだ。
当たり前のことなのにいざ実践となるとどうしても歪な軌跡になってしまう。
そういえば小学生の時、逆上がりができない子供だった。
マット運動も苦手だった気がする。

できる人から見れば「なんでそんなことができないんだ」というレベルなのではないだろうか。
それを一人一人ていねいに教えるコーチング力すごい。




たとえばこれ。
左角を切ると意外と中の味噌が飛び散って、テーブルや電気ポットについてしまうことが結構ある。気付きにくいけどけっこう味噌くっついているんだ。

ただ角を切っているだけなのに。
「味噌が飛ばないようにするにはどうしたらいいですか」
そんな質問をぶつけられても
「しょうがねえなあ。飛ばないように切るんだよ!」
でおしまいな話である。

バックキャストの時のロッドティップの軌跡がって言われても
「気をつけろ」
「練習しろ」
ですみそうな話なのに教えるプロは的確に修正点を指摘しできるのだ。

この味噌汁の例えはあんまりうまくなかったな。



ピックアップ&レイダウン、やり続けてると余計な力も抜けてきて
やり始めた時よりもずいぶんと自然にラインが伸びるようになってくる。

フォルスキャストに移行する前にもう終了時間が来てしまった。
できればダブルホールまで行きたかったが、これは無料のスクール。
みっちり教わることができてとてもありがたい。

岡田さんはリモートキャスティング教室もやってらっしゃるのでサイトなどをチェックしてみよう。
まだ14時半だったので
渋谷さんのスクール(ロングリーダーシステムのプレゼンテーション、だったかな。あっという間に定員に達してたやつ)が行われたYヶ平フィッシングパークを見物に。なんか生徒さん全員釣ってたみたいね。


あそこに魚がいるね
またライズした。
でかいのが石の下に潜っていった。
などなど。

渋谷さんのスクールの後、さらに地元ロングリーダー勢がみっちり釣っているのでもうおこぼれはないのではないかと釣りをせずに日帰り温泉へ。
九キロ走って
いい湯らてい(日帰り温泉)へ。走った直後に温泉とサウナをキメるとものすごく気持ちがいいことがわかったが、それはまた別の話。



というやけに充実したフライフィッシングEXPO下田郷2021の1日目であった。
次の記事は盛りだくさんだった2日目のもようだ。





フライ回収棒研究所

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