イヨシロオビアブ(メジロアブ・オロロ・コシジロ)について(追記あり)

少なくとも新潟県下越ではメジロアブと言っているこのアブの正式名称は
どうやらイヨシロオビアブというらしい。
北陸三県ではオロロと呼ばれている。コシジロというのはどのエリアの呼称だろうか。

※コシジロは山形での呼称のようです。




こちらではいつも8月に入ったとたん発生し
盆頃には収束していく(新潟の下越はそんなだ)。

よくいく下越の源流においてメジロアブのせいで釣りにならなかったことは一度しかない。フライの交換時や魚を取り込んで撮影しているところをしつこく襲われたのでそうそうに撤退した。

それ以外はそれほどひどいことにならない。杣道あるいていると体のまわりを20匹くらいのアブがぶんぶん飛び回るもんだが、入渓して上流に向かうとまとわりつくアブの数は減っていく。まとわりつかれてもなかなか吸血してこない。



地域や時期によってそのまとわりつき方に差があるようで
北陸のオロロの話など聞くと大量発生ししかも被害甚大のようだ。

盆休み中に置賜白川に入ったときは、まとわりつくアブの数は少なかった。しかし1匹1匹がしつこく、また確実に吸血してきた。かゆみも強いわ手のひらでつぶしたつもりでもなかなかつぶれないわで、もう恐ろしくなってしまい走って退渓した覚えがある。
(吸血と書いたが、アブの吸血はぶすっと口吻を皮膚に差し込むのではなく、鋭い顎で皮膚を切り裂きにじみ出た血液をペロペロなめるタイプ。ひ、ひええ。)



先週置賜の本流筋で釣りしているときはまったく見かけなかったので
「幼虫や蛹が流されてしまったのかな」と思っていたが

このアブの幼虫は、森林の落ち葉の下や腐葉土層にいて、昆虫やミミズの類などの生物を捕食しながら育つ。2年で成虫になり、交尾。1回目は無吸血で産卵、2回目の産卵に備えて卵形成の栄養を得ようとヒト・クマ・ウサギ等の哺乳動物を激しく襲い吸血する。

水生昆虫ではないのか。へー。山岳渓流に多くて本流にはいないのはそういう理由であったか。


こちらからも引用。
イヨシロオビアブはツナギアブ Hirosia 属の代表種で、北海道、本州、四国、イヨシロオビアブ 九州に分布し、山地に多いアブです。
 成虫は体長10-14ミリ、胸背部は黒灰色で後端が明瞭な白色を呈しています。腹背は黒色で白色の横帯があります。
 成虫は7月上旬から9月下旬にかけて発生し、吸血活動をおこなうのは日中よりも早朝や夕方の薄暮時に盛んです。無吸血で最初の産卵をし、その後激しく吸血するようになって2回目の産卵をします。
 幼虫は林の渓流にそった蘚苔<せんたい>類の多い土壌や朽木中に生息し、斑紋をもっています。

 メジロアブって言うけど、複眼は白くない。どちらかというとコシジロっていう呼び名の方が見た目に合っているな。

と、盆休み釣りにも行かずこんな記事を書いていた。アントでも巻き足そうかな。


※170806追記

アントフライ巻きながら追記。

イヨシロオビアブは水生昆虫ではなく、動物につられて水辺まで来るものなのからなのか、河原の広い開けた川だとアブに会わないこともある。

あとは梅雨が長く、川が増水してた期間が8月まで続いた年はアブが少ない気がする。

そして、アブのキャラクターも地域性があるようだ。


地元のメジロアブ

例えば新潟県下越の大体のエリアではアブは弱々しく潰すとすぐ死ぬ。まとわりついて来るけどなかなか食ってこなかったりして積極的な姿勢を示すことは実は多くない。
思い返すと、8月1日からお盆までの期間の釣りで、アブがうるさくて釣りを中断したことは今まで2回しかない。その時はフライを結んでいるときや釣った魚をリリースするまでの間で激しく襲われ、これはかなわんとすぐに退渓したもんだ。

咬まれてもそれほどの痒みじゃあなかったりする。

置賜のメジロアブ

ぶっちゃけいうと置賜白川。これは副会長や妻も異なる時期に同じ経験しているので間違い無いと思うんだけど、ここのアブがすごい。

何がすごいって

  • まとわりついて咬むのではなく、直線的に向かってきて咬む
  • 潰してもなかなか死なないほどの強いフィジカル
  • しつこく追って来る
  • 咬まれると、痒みは長く続き、ぶり返してきたりする。毒が強いのか?
おわかりいただけただろうか。
置賜白川以外の置賜の川の状況はよくわからないけど、とにかく8/1〜お盆までの置賜白川には用心したほうがいい。








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