天然記念物の古木「類産なし」でつくられた「梨ようかん」の情報を
ラジオで聴いてから気になっていた。
なにその類産なしって。
調べてみると
- 「類産」は、現存する最古の梨の品種
- 現存するのは1本のみで新潟市南区(旧月潟村)。
- 小枝から接ぎ木増殖されたクローン苗木が、森林総合研究所林木育種センター東北育種場内に保存されている
- 類産ナシの果実は酸味があって石細胞を多く含み、地元の和菓子店が「梨ようかん」の材料として使用している
梨で羊羹というのもめずらしいし、古木も気になったので
さっそく南区へ向かった。
昼間バタバタしてたのでもうこんな時間に。日が暮れた。
旧月潟村の市街地の商店街にその店はあった。
新潟市南区月潟1543-1
TEL&FAX 025(375)2684
営業時間8:00~19:30頃
梨ようかんの張り紙発見。
1本350円。二本購入した。
天然記念物の梨で作った記述。
これはマスヤ製菓の主力商品のラインナップ。
原材料。
そしてなんとマスヤ製菓さんは創業明治6年とのこと!
受賞歴あり。
柿のような鮮やかな色。
しっとりとして普通に羊羹だ。
口に含むとふわっと梨が香るが後に残らない。
つぶつぶした梨果実?もある。
それほど梨感は強くないながら
ほかにはないユニークな味。それでいながらしつこくないのが良い。
甘ったるくないので渋いお茶など用意しなくても大丈夫。
わりとぱくぱく食える。いいじゃないか。
近場でも入手できるといいのに。
ちなみに古木の類産なしも観に行ったのだが周囲が暗くてまったく分からなかった。
なので画像を無断で拝借。
さすが古木。幹が太い。
やや縦長の果実。
類産ナシは、日本ナシの1種「イワテヤマナシ」の系統と推定されている
それでイワテヤマナシというのは
野生種のニホンヤマナシ(弥生時代に大陸から移入か)の近縁種のようだ。
野生のもの(ヤマナシ)は直径が3 - 8センチメートル程度と小さく、果肉が硬く味も酸っぱいため、あまり食用には向かない。ヤマナシは人里付近にしか自生しておらず、後述のように本来日本になかった種が、栽培されていたものが広まったと考えられている。なお、日本に原生するナシ属にはヤマナシの他にもイワテヤマナシ (Pyrus ussuriensis var. aromatica) 、アオナシ(Pyrus ussuriensis var. hondoensis、和なしのうち二十世紀など果皮が黄緑色のものを総称する青梨とは異なることに注意)、マメナシ (Pyrus calleryana) がある。
勉強になるなあ。
古代の人は加工して食べてたんだろうか。
これには梨が水害に強いという理由があったようだ。
新潟平野が米所となったのは江戸の終わり頃からの排水の歴史があったのだ。
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