研究室に行ってみた。神戸大学 群集生態学 佐藤拓哉
第4回 世界初! 寄生虫が異なる生態系をつなぐことを証明
普通に読んでて面白いのでぜひ一読することをおすすめしたいのですが、釣り人としてちょっと注目したい点がありましたので紹介します。
ハリガネムシに寄生されたカマドウマが、寄生者に行動を支配されてふらふらと水場に近づいていって川に飛び込んでしまう秋。
そしてこの数たるや膨大、相当数が魚に食われていて、結果魚の重要な栄養源になっている。生態系の一角をハリガネムシが支えているという事実。
釣り人としては聞き流すわけにはいかないニュースですね。
記事中では「年間の6割」と言う数字も出てきていました。
秋の3ヶ月だけで、1年の6割のエネルギーをこのカマドウマから摂取していると言うのですから驚きです。
「僕が研究してきた森では、渓流のサケ科の魚が年間に得る総エネルギー量の6割くらいをカマドウマを食べて得ていたんです。本州でカマドウマが、行動を操作されて川に飛び込む時期は、秋の3カ月くらいなんですが、その間に1年の6割のエネルギーを得てしまうという」
第1回 カマドウマの心を操る寄生虫ハリガネムシの謎に迫るより
里川ではどうか分かりませんが、森林のなかを流れる川では顕著に見られるのかもしれないですね。
カマドウマフライ、来年ちょっとトライしてみたいですね。
そういえば秋のK井沢Y川ではカマキリの大量流下に対するでかいヤマメのライズがある、なんて聞いたことがあります。(今はどうだか分かりませんが)これもハリガネムシ寄生によるものっぽいですね〜。
見てみたいものです!
※下記は実際巻いてみた記事
【釣り】食べ頃サイズのマシュマロホッパーを巻き足した【タイイング】
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