また、その日に見たカマドウマのボディ、これにインスパイアされてM&Eのカマドウマバージョンも巻いてみます。
M&D(マシュマロ&ディアヘア)は発表されてからすぐ14番16番あたりを巻いて使ってきましたけれど、どうも使い所がしっくりいかなかったままだったんですね。それまではカディスフライのバリエーションとして使うことが多かったんです。
いまはそれは適当ではなかったのかなと思っています。
それで釣れないこともなかったけど、期待するほどではないって言うか
ハイフロート(ヤグラorマクリ)のアダルト(エルクヘアカディスとか)、ホンベタなアダルト(CDCカディスとか)、ヒキズリのXカディス、あるいはカディスピューパとかのフライの方がカディスのイミテーションとしては優れているかなと。
よく考えれば誰もM&Eがカディスのイミテーションだなんて言ってなかったよな。確か。まあローテーションの一つとして持っておいておく、くらいのスタンスでよいのかなと。→この辺りは他の人の意見も聞いてみたいところ。
そういや6月の魚沼でイワナ釣りで妻が釣ったイワナはM&Eの12番だった。
SNSでもM&Eの12番が効いたってみたので、それからちょっと大きめサイズの使いどこをを探っていました。
そんで持って私の実体験として。
今年の盆休み、バッタに反応したけど水面を割らなかった尺ヤマメを再びイブニングでM&Eで釣ったんですよ。あるいは水たまりに浮かぶカマドウマのアブドメンを見てみるに。この辺から考察してみると、これって魚が偏食していない状況で、サイズの割にボリューム感のある餌って捉え方がただしいのではないかなって。
この魚だ。
先日水たまりで発見の、寄生されたたハリガネムシが出て行ったあと死んでしまったと思われる、アブドメンがペッチャンコなカマドウマ(死亡確認)。ベージュなB面。
くわしくはこちら
【釣り】無くしたティップ探しにいったらカマドウマ&ハリガネムシに遭遇【釣行記】
フライが魚にアピールすると言うこと
数年前のGW、福島の浜通りの川で出会った老人フライマンが言ってました。
「下流からさしてくる大ヤマメはヒゲナガ食ってるんだ。ホワイトウルフの10番12番が聞くんだよ」
見た目ヒゲナガに見えないホワイトウルフですけど、水面をパタパタしてるヒゲナガって考えると理にかなっている造形してるかも…。
M&Eもそんな風に捉えると使い所が見えてくるのではないでしょうか。
例えば10番12番のM&E、こんな風に考えました。
なんかボリューム感のある虫って感じで魚は食ってるんではないか。
カマドウマしかり。
魚はこれはバッタ、こっちはキリギリス、今度はカマドウマ
とか考えて食ってくるわけではなく、なんとなく餌かなって感じでフライ食ってくると思うんで。
ってことで
レッツ・エンジョイ・タイイング〜
3本のマシュマロファイバーシナモンを二つに折ってティペットで縛ると
12本束。
お気に入りのTMC226BL。これの10番。
ライターで炙ったヘッド部分は指などで潰して若干面長に。
アブドメンアンドソラックス。
エルクヘアを乗せたら両サイドにムースボディなどを何本かバランスよく添えます。
はい!もうできた!M&Eのカマドウマバージョン。
こんな感じ。
横から出ているのは脚のつもり。抽象的なこのフライの特徴を生かしつつもちょっとだけアピール。
今思い出したけど、一昨年の底石ぬるぬる川だったかな。やたら川の脇の道路にオオカマキリが佇んでいたんですね。4匹くらい。さらに川に降りたら1匹川の真ん中で顔だしてる石にくっついていたんですね。
これ、ハリガネムシ案件だったくさい。
【釣り】底石ぬるぬる川2015ファイナル釣行 今日はイブニングヤマメ
これだったかな。
っていうことで3日かけてようやく6本。
カディスとかバッタとか特定の虫を食ってる兆しがあったら迷わずそっちフライ使うべきです。
M&Eの効きどころはズバリ、
- 魚の偏食傾向が強くないとき
- ボリューム感のあるものを好んで食ってる時
- 膝下くらいでちょっと流れが明確(スローすぎる流れだと食いが悪いかも。)
ではないでしょうか。個人の意見だけども。
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