【釣り】フライの雑誌124号春祭りに寄稿していました

2022/02/19

フライフィッシング

t f B! P L

 フライの雑誌フライの雑誌124号春祭りに寄稿していました。新潟の春の釣り!

 
目次の前にいきなり出てきた見開き写真にびっくり。
 
これは5月の写真だな。妻がへっぴり腰キャスト。

18ページにも妻。4妻掲載されていた。ありがとうございます。

思い出すのはフライの雑誌34号夏の釣り(昔話)

私が夏の賞与を渋谷のサンスイにぶちこんでフライタックルを一式揃えたのが1996年だった。
その時分に買ったのが34号「夏の釣り」(みたらビッグオークさんで買ってたみたい)。
この特集はエキスパートが各自6本ずつ夏フライを紹介するスタイルだった。
そのフライのバリエーションが、なんというか結構カオスで奥深さを感じたものだった。
改めて考えると夏の釣りの期間がわかりにくいような。梅雨は夏に入りますか?9月は秋ですか? 夏の捉え方もカオスにつながっているのか。そのために感じる奥深さは狙ったものなのだろうか。きょうみぶかいところ・


ちなみに「33号 コカゲロウの釣りはなぜおもしろいか」でこれもおなじく6本づつ紹介スタイル。
こっちの方が各人のフライにかぶりもあったりして、ここにBFコード(水生昆虫アルバム1997発売)を当てはめるとコカゲロウフライが理解しやすいのは後から理解できたところだった。
考えてみると、コカゲロウで特集組むのもすごいし、それよりかはガガンボ特集の方がもっとすごいか。
脱線したけど、「夏の釣り」からスタートしたと言っても過言ではないフライ人生(実際に魚を釣るのは翌年新潟に帰ってきてからなんだけど)。そしていま春の釣りの特集に自分が寄稿している事実は、不思議な縁というのだろうか、たいへん感慨深いものがある。
ありがとうございます。


原稿の補足をしてもいいでしょうか

新潟は都に近い方から上越・中越・下越、そして佐渡にエリア分けできる。
私の住む新潟市は下越だ。


改めて見ると新潟はでかい。そして海岸線が長い。海の方から海岸部ー平野部ー山岳部と構成されている。

南からいくと

糸魚川エリアはフォッサマグナのあっち側。山から海まで一気に流れる感じは富山の川に似てる。

上越市から妙高市のあたりは妙高山とか新潟焼山という火山の影響なのか川はちょっと泥っぽい感じがする。ドライフライで攣りにくいなんて話をよく聞く。そして豪雪地帯だ。

長岡から魚沼にかけてはやはり豪雪地。初っ端はウェットフライとか流す釣りになるんだろうか。ドライフライの解禁は5月末って感じかな?だからなのか中越のフライマンのほうが渓流のドライ、本流ウェット、ソルトウォーターとか色々やってる感じする。そして魚沼は関東からの釣り人が多い。下越から行くと高速代が結構かかる。





下越は信濃川、阿賀野川が作った平野がおおきくひろがっていて、砂丘が発達している。
阿賀野川より北は加治川、胎内川、荒川、三面川が流れている。
阿賀野川の支流群の一部にはやたらと福島・会津ナンバーが多いところがある。


砂丘のために川がうまく海に流れることができずにかつては大きな湿地帯を作っていた。阿賀野川と加治川は信濃川に合流し、胎内川は荒川に合流していた。阿賀野川、加治川、胎内川の河口は江戸末期から明治にかけて作られた人工河口である。新潟が米どころになったのは治水と排水のおかげなのである(前にブラタモリでもやってた)

上越・中越と比べれば雪は少なめなので解禁からドライで釣れる川があるよというのは寄稿した文章の通り。

下越で言うとただ平地は標高が低くてさらに三面護岸も多いってこともあり中流域の釣り場は限られている。田んぼ地帯を超えてから釣り場が広がる関係でヤマメ釣り場が少ない、でかいヤマメが少ない、川の生産性が低くてライズを狙う釣りが成立しにくいという印象だ。ヒゲナガやモンカゲのハッチが狙える川もかなり限定的かつ時期も短め(涙。

中越の魚野川水系などの中流域の釣り場なんてやっぱり虫が多いもんね。これは釣り場の標高高めの流程が長めってことよね。同じ新潟ながら羨ましい。高速代高いんだよ!




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