【釣り】スタックサリーの初出は何媒体?【タイイング】

2022/02/28

フライタイイング

t f B! P L

 スタックサリーはシマザキフライの一つ。シンプルアンドエフェクティブ。マジで。


私がフライを始めたのが1996年。そのときのTiemcoカタログのなかの完成フライページに載ってたスタックサリー。もしかしたら少なくとも2002年頃にはカタログ落ちしてたかも(未確認)。
そのへん情報と完成フライを売ってるサイトに掲載されていた画像を頼りに巻いたフライ。これが効くんだ。

TMC2488の14番と16番。  
ブラウン
イエロー
グリーン
の3色展開(たぶんボディはシルクダブだったのかも)

じっさいのところ私は緑色のミドリカワゲラをみたことないが、それは見逃しているだけかもしれないが。

ブラウンとイエローは必須フライ。
その辺は今発売中のフライの雑誌最新号に寄稿している。

先日行われた
グアア!めちゃめちゃ行きたかったが業務過多すぎて行けなかったんだ。
でもここにスタックサリーの姿が。みんなの師匠のi師匠もスタックサリーは定番フライだったのかな!うれしい!



中小型のカワゲラフライとしてはたとえばイエローサリーのような
・ストレートフック
・CDCのダウンウィング
の方が想像しやすい形状だ(写真なし)。すごく理解しやすい。うむ。


島崎憲司郎さんは
・カーブドシャンク
・アップウィング
なんかテールに短い何かが出ている。
ハックルはソラックスにぱらり。



実際のところこの辺のカワゲラはクライミングハッチ。ハッチしたあと水面に落ちたアダルトがバッサリ食われるわけだ。

1997年ころには「水生昆虫アルバム」が出たり、島崎氏もTiemcoサイトのFisherTalkでバックファイヤーダンやマシュマロピューパのことを紹介してた。

ヒゲナガライズを見たことなかった当時はマシュマロピューパの凄さを理解できなかったが、スタックサリーの凄さはじわじわ理解してきた。

このフライの形状、どうみても中小型カワゲラアダルトが風に吹かれて水面に落ちてバタバタしてるライブ感を表現しすぎ。
シマザキさんの天才性が発揮されすぎてるフライじゃん!と当時でも初心者なりに理解できたし今でも全くその印象は変わらないフライ。

なのに、なのによ「スタックサリー」でGoogle検索するとこのブログの記事が上がってきたりするじゃない。おいおいおい。どういう意図でこの形になったのかとかそういう文章を読みたいのに!初出の媒体はどこだったの!? ネット社会ではネットに落ちてないものは何もないのと同義なのかよ。間違ってるよそれ。

スタックサリーの効いた釣行プレイバック



新型コロナのパンデミック初期、釣りに行くのが気まずい感じのころ。
4月の山形G光川。効いた〜(ちなみにこの川の2021はいい話聞かなかったなー。俺も行かなかったし)。
改めて見返してたらけっこう読み応えあった。正真正銘のリアルさがそう感じさせるのかもしれない。リアル、大事。


スタックサリーの見本写真(借り物)

こちらぶっちゃけいうとネットから拾ったもの。
ウィンフィールドさんにかつて掲載してあった写真(いまは無くなってしまった)。

ウィングはシャンク長。
ハックルはゲイプ長(たぶん下側カット)。
アブドメンとソラックスは抑揚なくフラット気味に。
テールから短い何かが出ている。
それで重要なのは、ウィングの前にハックル巻いていないみたい。
おれはよくあるそラックスパターンと一緒で後ろに3巻き前に2巻きしてきたが、後ろに3〜4巻きが正しいスタイルのようだ!この記事書いてて重要な発見した気がする。i師匠のパターンはどうなんだろう。超きになります。


それはそれとして、これとても効くのですぐ巻こう!




フライ回収棒研究所

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